さっと逃げていった猫ちゃんについて、先生に尋ねると、
「あ、来ていましたか。餌をあげているわけはないんですけどね、よく来るんですよ。レイキのワークショップをすると、どこからとも無く何匹も、庭に集まってきて…。」
先生やレイキの波動を、猫は感知するということか。
猫、おそるべし。
いや、先生&レイキ&レイキグループ 恐るべし、というべきか。
さてこの、「スピリチュアルヒーリング フォレスト」の江崎先生とは、以前、他の人が主催なさったワークショップでお会いしたことがあるが、
直接一対一で何かを教えていただくのは初めてである。
まずはリラックスや、関係作りも大事と思っておられるのか、
ゆっくり、近況などをお話する時間を長く取られ、それから、
講義に入っていった。
Teacher's Degreeでは、どのようにして他の人にレイキを伝授するかについて習う。
1st〜3rdの伝授を受けたことのある人なら、「こんな簡単なことで本当にレイキが使えるようになるのだろうか」と思っただろうが、
Teacher's degreeでも、それに似ている。
むろん、先生がおっしゃるには、
「人に教える際には、自分で本を読んだりして、テキストを新たに作ったほうがよいでしょうね。」とのことで、
ここから先の自学により、
どれだけ正しく分かり易くレイキを講義できるかが、違ってくるのだろうが、
他の人をアチューンメントする手順自体は、難しいものではなく、
例えて言えば、茶道のお手前に似ていた。
さて、Teacher's degreeで習うのは、アチューンメントの手順であって、
アチューンメントを自分が受けるということは、必須事項ではないと思われる。
しかし、ここフォレストでは、Teacher's degreeで、
他のレイキスクールにはない「第5シンボル」(注)を伝授してもらえるので、
私は、江崎先生からのアチューンメントを受ける機会に恵まれのだった。
1st〜3rdまでのときと同じように、座位で。
先生の柔らかい手が温かく、
しかし、手が自分の足の甲に置かれるときは、なかなか温まらず、時間をかけておられるなと思いつつ過ごした。
毎回、アチューンメントは丁寧に時間をかけて行っておられるとのことで、
全体で40分程度だっただろうか。
終わって、おっしゃった。
「森川さん。急ぎすぎですよ。」
「え。今(アチューンメントの際)の気持ちがですか。」
「毎日の生活が、ですね。身体がね、映像を見せてくるんですよ。特急電車がすごいスピードでバアーーッと走ってる映像を。」
「身体のどこが、見せてきたんですか。」
「足です。」
「まあ‥忙しいですから‥」
学内外問わず、移動は基本、走りだ。
「身体がね、『ゆっくりでないと見えないもの、見過ごすものもあるよ』、と言っていますよ」
‥‥‥。
先生は、レイキを自分や他の人にしていると、
聞いてほしいことがある場所は、メッセージを言ってくるから、それを聞いたらいい、
と、事もなげにおっしゃる。
「いや‥、難しそうですが、どうやったらできるようになりますか。」
「なりますよ。メッセージがあったらちょうだいね、と言っておいて、心を開いておくんです。
すると、映像やイメージとか、何か、送ってきますからね。開かれておくことが大事ですね。」
フォーカシングでも、自分が自分の、心身の不調の部分に話しかけて、メッセージをもらうことはあるが、
江崎先生は、他人の身体の部位にも直接話しかけてメッセージをもらうという‥。
これは、レイキの能力だろうか。
むしろ、先生特有のチャネリング能力なのではなかろうか。
誰にでもできるものではない、という気がするが、 でも、そうやって諦めてしまったら、一生、できるようにならないのだろう。
信じて、行くべきか?
「感覚は、練習していけば、ついてきますからね。 年に何度かですが、レイキのワークショップもしていますから。
例えば、(他の人の)チャクラに順番に手を当てて行って、温度の違いがあれば、バランスを調整したほうがよいんですけど、
そういう感覚も、すぐに分かるようになりますよ。」
レイキワークショップは、HPに案内を出したら一晩で満席になってしまうそうなので、
高競争率だが、チャレンジしてみるべし、だろう。
終わって、お茶をいただきながら、そのほかのこともいろいろ話した。
「森川さんは、(前世で)京都の尼さんをしていたことがありましたね?」
見えるのだという。
「京都駅を背にして、こっち(右寄り)の方角のお寺ですよ。行けば、ああここだって、懐かしく分かると思いますよ。」
いやそれは、先生クラスになると、分かるでしょうけど‥。
先生は、普段は、スピリチュアルセッションをしておられて、霊との会話も、どうやらお出来になるようだ。
やや言いにくそうに、おっしゃった。
「うしろについている人がね。『生ゴミは早めに捨てたほうがいい』って言ってますよ。」
「あっ‥いやあ‥タイミングを逃すとですね‥(恥)」
などという話で、日が暮れていき、5時間にわたるteachers' degree、
修了証をいただいたのだった。
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以上、「レイキへの道」体験記でした。
1st〜3rd degreeを教わったbubu先生も、Teacher's degreeを教わった江崎先生も、
感覚の鋭さなど、「やはり専門家だなー」と感じましたので、
自分が伝授するのは、家族や、スポンサー4名(笑)といった、仲間内にとどめようと思っていますが、
すでにどこかでレイキを修得した方々のための、自主練習会ぐらいなら、大学内の和室を使って開催したいと思っています。
ちなみに、夫には2ndまで伝授しました。
その結果、どうなったのかは、本人の、研究室内の立場のため、明確にすることがはばかられますが、
以下のうちどちらだったと言えます。
1. レイキを2ndまで修得してみたものの、科学では証明できないエネルギーであるということにやはり躊躇を感じ、積極的に使用することなく、今はほとんどレイキの使用を控えている。
2. 「『気』を使えるようになった」といって喜び、よく自分で自分にレイキをしている。のみならず、毎朝、第1シンボルを自分の前後左右上下に描いて、エネルギーシールドを作っているらしい。そしてこの点については、「自分は図形が得意だから、第1シンボルを6つ同時並行で、2秒以内に、ものすごく正確に描ける」と、わけのわからない自慢をしている。
(*早ければいいというものではありません)
さて、どちらでしょうか。
皆さまのご想像にお任せします。
bubu先生、江崎先生、どうも有難うございました。
注)第5シンボル…第5シンボルを教えている所は少数ながら他にもあるようで、書籍『レイキ解体新書』にも第5シンボルが掲載されている。フォレストで教わった第5シンボルは、それとは違うものだった。
「以前からあったが、封印されていたもの。少しずつ、時代の要請で、表に出てきはじめた」といった説明であった。
江崎先生は、第5シンボルについて、「第4シンボルに比べて女性的なエネルギーですね。クライアントさんに応じて、使った方がよいという方に使います。使うことはあまり多くありませんが、今後この時代の中では、増えてくるかもしれませんね」とのご示唆だった。
私が自分で使ってみた感じでは、「女性的」という感覚は、なんとなくしか分からない。しかし、遠隔の際に第5シンボルをプラスして使うと、身体の中の特にここにレイキが必要だという場所に、自動的・集中的にレイキが活用される、という実感がある。