2018年 ◆佳作
海岸清掃マシーン「ビーチクリーナー・RB」
チーム名: | NiAS CLEANNER |
メンバー: | ○三宅 駿平(長崎総合科学大学 総合情報学部 総合情報学科 2年) |
磯兼 大輝(長崎総合科学大学 総合情報学部 総合情報学科 2年) | |
小島 優 (長崎総合科学大学 総合情報学部 総合情報学科 2年) | |
寺島 烈 (長崎総合科学大学 総合情報学部 総合情報学科 2年) | |
(○は代表者,所属・学年は参加年度時のものです) |
二次審査講評:
■審査委員 加藤 優(九州産業大学芸術学部 非常勤講師)
マイクロプラスチックスによる海洋汚染が景観だけでなく人間の健康や生態系にまで影響を及ぼす懸念が世界的に注目されている中で、
大変良いテーマに取り組まれたと思います。プレゼンテーションではゴミの種類・大きさ、砂との分別について、
また作業環境についても説明があったので解決すべき課題の認識は十分だったのですが、
アイデアはデザインも含めて既存の製品の流用に止まっていると感じられました。
流用でも機能部品の配置などを見直すことにより新規性ある製品の提案は可能ですし回収した後のリサイクルにも触れていれば社会循環システム的な提案ともなり、
さらに良かったと思います。
■審査委員 筬島 修三((一社)九州経済連合会 企画調査部部長)
海洋漂着ゴミは島国である我が国において非常に大きな問題となってます。特に九州は中国・韓国に近く海流の関係でゴミが漂着しやすい地域です。
この問題を解消するという着眼点はいいアイデアでしたが、海水のついたゴミをそのまま処理できるのかとか実現性の面で少し低い評価となりました。
■審査委員 永里 壮一(メカトラックス株式会社 代表取締役)
・企画の背景など丁寧にまとめられており、分かりやすい
・海岸への搬入方法がわかりづらい(石で堤防を越える?)
・コスト面の説明(現状どれくらい処理費用がかかってるかなど)があればより良かったかも
・機構のデモが欲しかった
■審査委員 田名部 徹朗(株式会社 三松 代表取締役 社長)
国内有数の海岸線を持つ長崎県ならではの課題設定はいい着眼と思いました。
ゴミ収集車の機構等、既存技術を組み合わせた開発は本機種の実現性を高くしていると思いますが、
開発コストと現状の清掃費用まで踏み込んだ経済性も考慮できれば、より良い提案につながったと思います。
一次審査講評:
・ゴミ収集車の機構に着目している点は良い.他の機構要素についても同様に具体的な物がほしい.
・デザイン画がすばらしい.ビーチの作業での具体的な課題や,そのための工夫が欲しい.
・ゴミを回収するだけでなく,その後にまで着目している点が良い.想定している場所や環境をイメージできる特徴が欲しかった.
・磯でも行動可能なクローラー装備だが,もっと適したスタイリングデザインがありそう.
・振るい機能は欲しい.
・磯でこのロボットがどのように移動できるのかの説明があった方が良いと思う,
・流木等の硬いゴミを取り込んだ場合や圧縮できない場合の処理方法の説明があった方が良いと思う.