■コラボチームのすすめ
ロボメカ・デザインコンペは日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門が主催する九州地区の競技会で2006年から今回で16回目になります.
機能や実用性,また造形性や操作性などの技術面と芸術面を総合的に評価します.
毎回九州各地から約10数校20数チームが参加しています.
少子高齢社会を背景にユニバーサルなデザイン,人に優しい技術がますます重要になってきています.
これには柔軟な発想のできる技術者の育成が不可欠です.
そのひとつの方法が工学・デザイン系学生のコラボです.
新しいロボット・メカトロ製品のデザインを企画し,工学的・デザイン的の2つの観点で考えていきます.
このような異分野との交流で,教育と新ブランド・製品・ベンチャー育成に発展していくことを期待しています.
テーマはこれまで高齢者の介護,産業支援,宇宙生活などがありました.
近年は,九州の地域創生,産業支援をテーマにしています.
異分野の学生間の交流が,大学間や学部学科間(工学系,情報系,芸術系,経営系など)の形のコラボとして定着しつつあります.
参加学生から「工学とデザインのどちらの知識も必要だと制作を通じて感じた」「チームで一つのものを作るうえで必要なものを学んだ」等のコメントがあります.
教員からも「学生のモチベーションが高い」「共同作業により自主性・協調性がはぐくまれる」との意見が寄せられています.
みなさんがコラボチームを結成し,積極的に参加されることを期待しています.