■応募作品・一次審査の講評(エントリー順)
- 珊護長
- バストボックス
- Happy Huggy
- MAMOoRU
- Gimbrella
- 掃ナース
- はこぶね君
- 家守-YAMORI-
- UCO
- ラージィーシャン
- TREADMIRAI
- 梵
- 「TOGO」
- 廃用症候群予防電動リクライニング車椅子「C-PARL」
- おでんでん
- ボール収集/運搬ロボット「CAT」
- Hakon-dy
- 観光案内ロボット「巡り大ん蛇!」
- 安全に避難「セーフティバイザー」
- iNakaの象徴モニュメントロボ「CanTree」
- FANBRELLA
- Water Spider
●チーム名:サンゴ守り隊
所 属 :九州産業大学
テーマ名:珊護長
- 学術研究レベルで注射器を持つ水中ロボットの提案がありますが,フグにより具現化されている点が良いです.
- せっかく考えたのですから提案したデザインの理由を説明してほしい
- 地域の海の課題に対して,実現性の高いアイデアを提案されている.
- 可愛らしいデザインで,南の海にマッチすると思います.ヒトデは海底(ロボットの下面)にいると思いますので,注射針が口の位置だと,刺すことが難しいように思います.オニヒトデの形態や特性も考慮して,特長的な造形を考えるとよかったと思います.
- サンゴを守るためというコンセプトが良い
- 海流の影響なく遠隔操作がうまく行える方法が提案されると良いと思います.
- サンゴ礁減少の一因になっているオニヒトデを駆除するロボットが提案されており,着眼点はとても良いと思います.デザインもかわいらしいですが,この形状ですと水の抵・抗はかなり大きくなるでしょうか.
●チーム名:バスターコール
所 属 :九州産業大学
テーマ名:バストボックス
- 外来魚駆除促進の提案が良い.外来魚の選別法や内部機構が示されていいない点が惜しい.
- ロボットである必然性が分からない
- 捕獲動物収集機は派手ではないが着眼点はおもしろい.機能を欲張って実現への説得力に欠けた印象.
- 外来魚については,早急に対応すべき問題だと思います.冷凍保存は電力消費が大きいので,コンポストなどを利用した方が,実用的だと考えられます.
- 投入された魚が外来魚でなかったらどうなるのでしょうか?それらを判別する機能について言及されていない点が気になります.
- 外来魚を捕獲し肥料にする仕組みは良いが,報奨金をそのまま入れておくのは何かしらの対策が必要そう.
- 外来魚種類やその他の魚をどのように区別するかの方法が分かるようにすると良いと思います.
- 具体的に福岡にはどのような外来魚がいるのか,それらをどのように区別するのか,冷凍保存した後どうするのか,安全性を確保するための工夫,等より詳しい説明があればさらに良かったと思います.
●チーム名:行き当たりばったリーズ
所 属 :福岡大学
テーマ名:Happy Huggy
- 移動機構は安全面を考えて二足歩行ではなくて,上半身が上下するようにした車輪型の方が実用的ではないでしょうか.価格設定の根拠がほしいところです.
- ロボットにモーションセンサがあったとして,どうやって相手のモーションが分かるのか?別にメインの用途があり,+αの機能ならわからなくもないが,ハグのために用意するのはもったいない気が・・・
- ハグ機能ロボットの機能性に優れているものの,従来製品に対する提案性に欠ける.
- ロボットを使って,遠隔でハグするというアイデアは面白いと思いました.
- ポスターのロボットイメージだと,温度や表情を伝えても抵抗がありそう.
- ハグという行為を通して幸せをもたらすコンセプトは良いが,仕組みに対するコストが大きい気がする,
- 人とハグする気分になるような柔らかそうなロボットの造形を考えると良いと思います.
- ハグを気軽に安心安全に遠隔で行うことができるロボットが提案されています.人のぬくもりも感じることができ,幸福感が向上してストレス軽減につながるため,現代社会で非常に有用だと思います.
●チーム名:ファーマー
所 属 :福岡大学
テーマ名:MAMOoRU
- 具体的な大きさや伸縮機構,異常検知用ロボットにシャワー・ファンを取り付けている目的などの説明がほしい.さらに,シャワー用の想定水量 (ロボット上部のタンク容量) の検討はされているのでしょうか.
- レールを設置したり,配電や給水の設備等に必要なコストとカメラを複数用いるのはどちらがコストがかからないでしょうか?
- 家畜の管理と監視という機能性と提案性は評価できる.より実現性と実用性を突き詰めてほしい.
- 畜病に目を付けたところは,素晴らしいと思います.シャワーとファンにどの程度の効果があるのかが不明でした.
- 体温の計測だけで異常が検知できるのでしょうか.実際の異常検知についてもう少し調査があれば良かったと思います.
- 牛の健康をモニタリングするのは良いが,レールを敷くというコストに対して得られるメリットが少ないように感じる.
- 家畜の異常が体温以外にどのようなものがあり,どんな時異常と検知するかを説明した方が分かりやすいです.
- 経済損失が大きい畜病の問題を解決する家畜の体調管理ロボットが提案されています.目的を達成するために必要な機能が絞り込まれ,バランスよく配置されており,有用性と実現可能性が高い作品です.
●チーム名:Weather.R
所 属 :福岡大学
テーマ名:Gimbrella
- 重たそうですが長時間装着できるのでしょうか.折り畳み式とありますが,傘生地と骨の部分はどのように収納されるのでしょうか.
- コンペとの適合性がわからない
- 傘に関するアイデアは競合が多く,提案性に欠ける.また実現性も具体的な説明が不足している.
- あったら便利だろうなと思いましたが,どのくらいの重量なのかが気になりました.
- 人に対して装置が大きすぎ,持ち運びや使用時に邪魔になりそうに感じます.
- 傘を持つのが面倒である観点は分かるが,機器のデザイン的に機器を運ぶのが苦になりそうである.
- 常に傘を水平に保つ工夫が良いと思いますが,腕に取り付けるのはどうか検討してみて下さい.
- モータで制御されたジンバルによって水平を維持できる雨傘が提案されており,有用だと思います.リストバンド式で磁石により腕に着脱するとのことですが,この方法でハンズフリーにできるか心配です.
●チーム名:成り上がり
所 属 :福岡大学
テーマ名:掃ナース
- アイデアを実現するための具体的かつ実用化が見込める要素技術の説明がほしいところです.また,車椅子はロボットのどの部分にあるのでしょうか.
- 各機能がどうやって実現できるのか,多少の説明がないと実現への説得力が皆無である
- 著作権上の問題の可能性のある提案は受け入れがたい.また,実現のための具体性に乏しい.
- 介護関係の人手不足は,深刻な問題だと思います.体温の測定方法や配膳方法,排水機能の目的など,具体的な説明があったほうが良いと思いました.
- 看護師の補助という観点は良いが,もう少し病院の現場から課題を洗い出した方がよさそうである.
- 自律動作するのであればどうのようにして作業をするのかが分かるようにした方が良いと思います.
- 掃除,配膳,体調管理等に役立つ介護施設や病院で利用可能なロボットが提案されています.実際に介護施設を訪問して課題を調査している点が評価できます.少し機能を詰め込み過ぎている感はあります.
●チーム名:下剋上
所 属 :福岡大学
テーマ名:はこぶね君
- 夢のある提案であるとともに,具体的な検討がなされている点もよい.
- ターゲットをもう少し絞った方が良かったかと思います.対象者に対して水上移動の必要性が分かりませんし,現在ある乗り物と比較しての優位性もはっきりしません.
- 着眼点と実現のための十分な検討が評価できる.難易度の高い水中移動まで手を伸ばさないほうが現実的か.
- 高齢者向けの新しい乗り物の提案ということで,おもしろいと思いました.
- 乗り込むのが難しそうです.
- 高齢者をターゲットにするのなら,高齢者に寄り添った設計を考えるとよりよくなると思う.
- オムニホイールが2輪だとうまく移動できないような気がしますので,どのように動くかもう少し説明した方が良いと思います.
- 陸上走行,階段走行,水上走行が可能な高齢者用パーソナルモビリティビークルが提案されています.社会のニーズを的確に捉えており,機能や機構も詳細までよく検討されている優れた作品だと思います.
●チーム名:追随者
所 属 :福岡大学
テーマ名:家守-YAMORI-
- YAMORIの搭載要素で厚さ2cm,全長9cmをどのようしてに実現できるのでしょう.スライド式壁面発射台の説明項目の複数に理解不能な内容あり.シロアリは壁の外側にはいませんが捕獲できるのでしょうか.
- 行動範囲や逃走経路がわかっているなら罠で良くないでしょうか?
- 害虫のアクティブ駆除というアイデアは評価できるものの,実現への具体的な検討が少ない.
- ゴキブリには効果がありそうですが,シロアリ対策はどうするのかなと思いました.
- コストに対するメリットが少なく感じた.
- 各機能についてもう少し説明をした方が分かりやすいです.
- 能動的にゴキブリやシロアリ等の害虫を探索,追跡,捕獲,駆除するロボットが提案されています.捕獲効率や費用対効果について,従来の駆除方法との比較がなされているとさらに良かったと思います.
●チーム名:UCO製作委員会
所 属 :福岡大学
テーマ名:UCO
- 横幅が大きいようですが,このサイズで人の往来が多い空港で接触せずに移動できるのでしょうか.
- 大きくて邪魔になるスーツケースよりも大型で,1台だけならともかく,使用者は良くても周囲には邪魔ではないでしょうか.
- オムニホイールの踏破性についてあまり検討されてはいないように読める.
- 空港にあったら便利だろうなと思いました.
- 荷物の積み下ろしなど機能を支援できるデザインにするともっと良かったかも.
- 空港の荷物を運ぶのが大変な点に着目しているのは良いが,空港で使用することを想定したデザインにすべきである.
- 空港建物内ではGPSが使えないので,その場合でも動ける方法を考えた方が良いと思います.
- 空港等で荷物を運搬してくれるロボットが提案されており,有用だと思います.UFO型のデザインは可愛らしいですが,キャリケース等は直方体のものが多いですので,隙間が増えてしまわないでしょうか?
●チーム名:未来創造委員会
所 属 :福岡大学
テーマ名:ラージィーシャン
- ゴミの分別機構が示されていません.また,建物内からゴミ捨て場は一般に平坦ではないのですが,その走破方法についても説明が必要ではないでしょうか.
- 平坦とは限らない屋外でどうやって目的地に行くのか?分別だけ台数が必要なのか?
- ゴミ捨ての自動化というニーズの高さへの着眼点は良いが,機能の実現性はもう少し検討してほしい.
- 高齢者のゴミ出しに目をつけたのは良いと思いました.
- ゴミを自動で捨ててくれるのは大変楽であるが,どう捨てるかなどの機構や仕組みを詳しく知りたかった.
- ゴミ捨て場までロボットの移動手順や移動機構の説明をした方が分かりやすいです.
- ゴミ出しを支援するロボットが提案されており,ニーズは確かにあると思います.機能が限定されており,実用性や実現可能性が高い点は評価できますが,コンペの作品としてはもう一工夫ほしかったです.
●チーム名:エレクトロスポーツ
所 属 :福岡大学
テーマ名:TREADMIRAI
- 自宅設置は難しいですが,公園以外にどこを想定されているのでしょうか.トレッドミルの運動は単調なので気晴らしの仕組みがほしいところです.
- 変換効率を考えているのか?
- 人間の消費エネルギーと発電量を等しいとしている誤った計算が残念.
- 充電のメカニズムを子供たちに知ってもらおうという取組はおもしろいと思いました.
- 運動を電気に変換し新たな価値を生み出すコンセプトが良かった
- 人の消費エネルギーが全て発電量にはならないので,発電量を計算し直した方が良いと思います.
- 人がトレーニングをする際になされる仕事を電気エネルギーに変換するランニングマシンが提案されています.実際に消費カロリー,発電エネルギー,電気代等を詳しく計算している点は高く評価できます.
●チーム名:梵作製委員会
所 属 :福岡大学
テーマ名:梵
- 図からはスクリューは鉛直方向(下向き)にはなれないように見える.目的の穴は掘ることができるのでしょうか.他の説明に不明瞭な箇所が複数見られます.
- コンベアは良いが,どうやってちゃんと植えるのか?
- 林業へのニーズは高いが,それに対する提案としてはもう少し十分な検討がほしい.
- 植林の方法が具体的でよかったと思います.
- 堅実なデザインだと思いますが,もう少し斬新な部分があればなお良いと思います.
- 林業の課題である植林に対し,メカで解決する術を提示しており良かった.
- 確実に植えて倒れないようにするための工夫がいると思います.
- 林業の人手不足を解消する植林ロボットが提案されています.穴を掘る,苗を植える,穴を埋める一連の作業が自動化されており,有用だと思います.日照条件や傾斜度等も考慮できるとさらによいでしょうか.
●チーム名:東郷
所 属 :近畿大学
テーマ名: 「TOGO」
- モニターはロボットのどこにあるのでしょうか.引き出し線が繋がっている手すり(?)でしょうか.また,回転クッションの説明も具体的な動作がわかりません.乗り移り補・助機構の説明にある棒状ローラーが1毎目のポスターに示されているとわかりやすいのではないでしょうか.
- 移乗方法が分からない.便器のそばで休みたいでしょうか?
- 車椅子にトイレ機能を付与するアイデアはおもしろいが,実現への課題が多い印象.
- 一連の動作が,詳細に考えられており,説得力のある内容だと思います.
- かなり実用的に考えられていますが,機能だけでない学生らしい発想の+αがあるともっと良かったかも.
- トイレの度に看護師の方がサポートする労力や介護される方の心情を考えるとコンセプトとして魅力的である.だが,トイレを搭載する点は非効率に感じた.
- 一人でベッドから車椅子に移譲する方法をもう少し説明した方が分かりやすいです.
- 車椅子,トイレ,移乗介護リフトを統合したロボットが提案されています.介護者,被介護者ともに身体的・精神的負担を軽減できる秀作だと思います.
●チーム名:まとらぼ
所 属 :福岡大学
テーマ名:廃用症候群予防電動リクライニング車椅子「C-PARL」
- 立位まで対応している点が評価できる.画面で見る限り,ポスターが全体的に暗いため,図および説明文をしっかり見る気が萎えてしまうのが残念です.
- 予防機構が全く分からない
- 車椅子に付与するさまざまなリクライニング機能を検討されているが,具体的な実現方法が不十分.
- とても実用的なアイデアだと思いました.
- モックアップで実際に機構が動作することを見てみたいアイディアです.
- 課題解決のための提案されたアプローチがシンプルでありわかりやすかった.
- 人が座っていても安全に変形できることが分かるように説明するとより良いと思います.
- 廃用症候群の予防を目的とした新しい電動リクライニング車椅子が提案されています.機構が非常に優れており,少ないアクチュエータで褥瘡予防や立ち上がり補助を達成しています.ネーミングもGoodです.
●チーム名:おでん愛好会
所 属 :福岡大学
テーマ名:おでんでん
- 仕分け機構の説明に対応した具体的な図があると良い.棚にある品物をつかむために,腕には伸縮機構が必要ではないでしょうか.また,背景と文字や図との色バランスの配慮がほしいです.
- 並び替えだけでなく,商品の追加ができなければ,商品追加時に結局人の手が必要になるのでは?
- フードロス削減への取組としてはおもしろいが,実現への検討を十分に行われたい.
- 機能とデザインがマッチしていると思います.賞味期限を過ぎる前に回収し,割引商品として販売した方が廃棄は減ると思います.
- ロボットとはいえ,口の中に入れたものを取り出して元に戻すのは抵抗を感じます.
- 庫管理問題に着目しているのは良かったが,コンビニなどの店のサイズ的に装置が大きすぎるように感じる.
- ロボット内部に商品を取り込まずにチェック出来た方が早く大量に確認作業が出来ると思います.
- フードロスを削減するために賞味期限の管理を支援するロボットが提案されています.人と協働できるように柔らかい体を持たせており,外観も可愛らしいデザインです.細部までよく検討されている秀作です.
●チーム名:HY
所 属 :宮崎大学
テーマ名:ボール収集/運搬ロボット「CAT」
- 障碍者スポーツでよく用いられるボールの大きさや重さ(最小と最大)を示した上で,各種機構の要求仕様を示すと良い.ロボットの顔が猫ではなくて犬に見えるのは残念です.
- 回転体とブラシのみでなぜ回収可能範囲内のボールを回収できるのか分からない
- パラスポーツの補助装置としての機能はおもしろい.実現に向けてさらなる検討が期待される.
- 障がい者スポーツの補助ロボットという着眼点が良かったと思います.
- 球技での手間となるボール集めを装置として解決するコンセプトは分かりやすく,実現性が高いと感じた.
- 着目点が良いと思いますし,十分実現できそうなロボットです.
- 障がい者スポーツの支援を目的としたボール収集運搬ロボットが提案されています.着眼点がすばらしく,街づくりに大きく貢献できる可能性があります.ポスターもとても分かりやすくまとめられています.
●チーム名:マウンテンズ
所 属 :久留米工業高等専門学校
テーマ名:Hakon-dy
- 狙いは理解できますが,機構・デザインへの注力がほしい.
- 街中は必ずしも平坦ではない.どうやって移動するのか?
- 観光でニーズのある機能を有するが,実現に向けて移動機構の検討など十分にされたい.
- 他のロボットと連携して,過密化を防ぐというアイデアはおもしろいと思いました.
- オーバーツーリズムに目を向けたのは良い.
- ゴミ箱機能は良いと思いますが案内中にゴミ箱が一緒は嫌なので,もう少し説明があった方が分かりやすいと思います.
- オーバーツーリズムによる人の過密化を解消する観光ルート案内ロボットが提案されています.ごみ箱と荷物運搬の機能も追加されており,観光客・観光業を様々な面から支援するロボットとなっています.
●チーム名:IwaLab.
所 属 :有明工業高等専門学校
テーマ名:観光案内ロボット「巡り大ん蛇!」
- ロボット頭部の機能説明がありますが,内部の構成図がないため説得力にかけます.自転車への装着時の図においてしっぽが手前に見えます.ロボットの3次元イメージ図がないため,しっぽは薄く,かつ,中央に配置されていないのでしょうか.
- スマホで事足りそうなこと以外の機能をどうやって実現するのか,多少の説明がないと説得力ない.
- 観光でのナビ役としてすべてを自走するのではなく,自転車に搭載して移動するというアイデアがおもしろい.
- 可愛らしデザインだと思います.
- 観光地を盛り上げたいコンセプトに対して,利用者が既に十分に確保できている前提での装置だったため,コンセプトに対するギャップを感じた.
- ごみ箱は少し小さいと思いますが,自転車に案内機能を付けるのは面白いと思います.
- 大牟田・荒尾の魅力を伝え,地域を活性化するための観光案内ロボットが提案されています.自転車に装着して使用する点は独創的です.デザインも面白いですが,尻尾は少し邪魔になるでしょうか.
●チーム名:フクメカ
所 属 :大分大学
テーマ名:安全に避難「セーフティバイザー」
- 狙いは理解できますが,ほぼ既存技術で実現できないでしょうか.
- スマホのアプリで十分そう.わざわざ機構を用いる強い理由が欲しい.
- 実質的にARグラスと変わらないのではないか.
- 移動方法が分かりませんが,雨天時の視認性について工夫があるといいと思いました.
- 災害の二次被害を防ぐ上では重要な装置である.
- これが実用化されると避難時にすごく役立つと思います.
- 災害時に適切な避難場所や避難経路を提示してくれるバイザーが提案されています.ヘルメットに取り付けて使用するデザインになっていますが,ヘルメットがない場合も利用できる方がよいかもしれません.
●チーム名:10^eA
所 属 :日本文理大学
テーマ名:iNakaの象徴モニュメントロボ「CanTree」
- ユニークな提案であり,また,実現性も高そうです.オンラインツーリズムについてもっと具体的な説明がほしいところです.
- 色々詰め込み過ぎで,元々の課題解決になっていないのでは?
- 地域の拠点として多機能を検討されているが,個々の実現性について説明が不十分と思われる.
- ツリー型のロボットというアイデアがおもしろいと思いました.
- コンセプトが面白く,将来性があると感じる.
- システムにたくさん盛り込んでるので,オーバーツーリズムの改善についてもう少し説明した方が分かりやすいです.
- 過疎地を活性化するロボットシステムが提案されているかと思いますが,あまりにも多くの機能が詰め込まれているため,どこがポイントで何が主張点なのかよく理解できませんでした.
●チーム名:SAIKO-
所 属 :福岡大学
テーマ名:FANBRELLA
- 図2の構造でぞのようにミウラ折りの傘生地を実現するのでしょうか.
- コストを考えているのか?
- 折り紙構造や布素材への検討は評価できるが,ドローンによる傘機能の実現性があまり高くないと感じる.
- ドローンを傘代わりにするというアイデアはおもしろいと思いました.
- 傘の機構が素晴らしかったが,ドローンに対する工夫や傘にドローンを使うコスト面に関してより詳しく知りたかった.
- 風が強く吹いてもこのドローン傘で雨を防げることを示した方が良いと思います.
- 傘をドローンに取り付けて頭上を追尾する新システムです.プラスチックごみとしての傘の消費量を低減し,安全性も高めることができます.傘の素材や展開方法についても詳しく検討されており高評価です.
●チーム名:Water Spider製作委員会
所 属 :福岡大学
テーマ名:Water Spider
- 既存水中ドローンで実現できないでしょうか.
- 説明不足過ぎで,説得力が無い.
- 水質検査へのニーズは期待できるが,実現に向けたより具体的な検討を期待したい.
- アメンボ型ロボットということで,浮くというメリットについて説明があったらよかったと思いました.
- 水質調査のためのロボットとしては良いと感じる.
- 自動で調査するのであれば,川でこのロボットがどのようにして調査していくのかを説明した方が分かりやすいです.
- 人が直接行きにくい場所の水質を調査するドローンが提案されています.河川などの生態系調査も可能であり,有用だと思います.どこに何があるのか,ロボット各部の詳細説明がほしかったです.