2016年 ◆優秀作品
福岡県産ラー麦のブランド力向上を目指した区画オーナー制スマート農業ロボットシステム「RAGRID」
チーム名: | ラーメン大好き小柳さんと愉快な仲間たち |
メンバー: | ○小柳 洋徳(福岡大学 工学部 機械工学科 4年) |
法崎 里奈(福岡大学 商学部 商学科 4年) | |
城戸 良太(福岡大学 工学部 機械工学科 4年) | |
幸 祥汰(福岡大学 工学部 機械工学科 4年) | |
満田 雄大(福岡大学 工学部 機械工学科 4年) | |
泉 宏匡(福岡大学 工学部 機械工学科 4年) | |
原 大貴(福岡大学 工学部 機械工学科 2年) | |
前田 隆喜(福岡大学 工学部 機械工学科 2年) | |
西内 翼 (福岡大学 工学部 機械工学科 2年) | |
(○は代表者,所属・学年は参加年度時のものです) |
二次審査講評:
■審査委員長 佐藤 昭則(九州産業大学 芸術学部 デザイン学科 講師)
・楽しい?パフォーマンスも学生ならでは、大学のキャラクターを見せてもらいました。
提案では非常に現実的なものであったと感じます。麦畑を「プラント」のように管理するアイデアが明確な解決手段の方法としてまとまっていました。
実現するためには、自然の起伏や土地の形状に柔軟に合わせられるか、気候や自然環境への対策、景観の問題などクリアすべき問題もはっきりと感じ取れました。
プラントを管理する装置類も非常に現実的でした。もう少し作品にパフォーマンスのような元気さ"夢"のようなものも入れておいて欲しかったように思います。
■審査委員 石井 隆之(福岡市 経済観光文化局 創業・立地推進部 新産業振興課 課長)
・課題をもう少し絞り込んだ方が、解決策としてのスマート農業ロボットシステムのインパクトが大きくなったかもしれない。
プレゼンは、ビジュアル的にも美しく、動画も使われていたり、とてもわかりやすく、提案内容も実現可能性を期待させるものだった。
また、最後の動きある演出は、若者らしい躍動感と勢いを感じさせる効果があった。
■審査委員 野瀬 由喜男((公財)北九州産業学術推進機構 ロボット技術センター センター長)
・クラウドファンディング的要素も盛り込み、地域農業への関心を高め高齢化・後継者不足対策を模索したもので、愉快な仲間たちらしくプレゼンも大変面白かった。
今回の区画という考えは、広さ・規模との関係で実現方策に違いが出たり、コストパフォーマンスが変わったりすると思う。
コスト意識も含めどの規模の広さが適当かなども検討すると新たな知見が得られるのではと思う。
■審査委員 筬島 修三((一社)九州経済連合会 産業振興部長)
・特産品の「ラー麦」のブランド力UP・全国展開と、農業従事者の高齢化・不足を解決するアイデアで非常に面白かったです。
また全国オーナーを募る仕掛けなど、ビジネスモデルとしてもユニークなものでした。
グリッドをフレームレスにしたり、出口戦略を工夫すれば実現性も高まるのではないでしょうか。
■審査委員 永里 壮一(メカトラックス株式会社 代表取締役)
・企画の背景は良くできている
・ロボットの内容が多岐に渡りちょと欲張り(センシングに絞っても良かったのでは)
・コマドリで動作説明は面白い!(コンセプト説明ではムリに現物を動かす必要はない)
・プレゼンは頑張ったが、オチが分からなかった(笑)、プレゼン時間配分は要改善
疑問点・質問点として
・現地に足を運んで調べたのか?
・区画オーナーから先のモデルが見えづらい(ラーメン屋にもっていく??)
・機構・動作の検証はやったか?(アームの映像はCG?)
・月15000円で採算がとれるのか?
■審査委員 田名部 徹朗(株式会社 三松 代表取締役)
・一口オーナー制度で情報発信と資金調達を組み合わせた発想が素晴らしかったです。
ただ、プロダクト的には、アルミフレームの剛性含めた検討など細部をもっと詰めていただければもっと素晴らしいプレゼンとなったと思います。
一次審査講評:
・システムは面白いがコストがかかりそう.
・アイデアが面白い.
・全国を対象とした区画オーナ制,複数台ロボットの活用を評価.
・システムの必要性はわかる,個々のロボットのアイデアの作りこみがほしい.
・バランスよくまとまっている.
・Webを使った農業としておもしろい.
・目的よい、実現性高い、動きを見たい.