2017年 ◆佳作
Jelly Fish Hunter
チーム名: | Jelly Fish |
メンバー: | ○鍬田 雅輝(熊本高等専門学校 制御情報システム工学科 5年) |
松木 大 (熊本高等専門学校 制御情報システム工学科 5年) | |
野口 雅喜(熊本高等専門学校 制御情報システム工学科 5年) | |
酢田 涼介(熊本高等専門学校 制御情報システム工学科 5年) | |
(○は代表者,所属・学年は参加年度時のものです) |
二次審査講評:
■審査委員長 善甫 英治((公財)北九州産業学術推進機構国家戦略特区特任コーディネータ)
・近年,沿岸漁業での課題として,クラゲの異常発生による漁業への影響が懸念されている.
この事実に対して網にかかる前のクラゲをドローンで見つけて,短時間で処理するロボットの提案は的を得たものと言えると思います.
その際,ドローンでクラゲを見つける方策の具体的な検討や,クラゲを短時間で細かく砕くために必要な方策をもう少し具体的に検討した説明があれば,もっと良い発表になったのではないかと思いました.
■審査委員 加藤 優(九州産業大学芸術学部デザイン学科非常勤講師)
・現状の分析,問題の発見,課題の設定,アイデアと正しいプロセス踏んでいてとても良いと思いました.
ハフ変換,バッテリー時間,運用システムなどの観点からの検討がよくなされていましたが,最も大事なクラゲを採取しクラッシュするという機能が小さな水中ロボットで可能であるか(例えばクラゲの大きさ・質量に対するロボット本体の大きさ・質量,開口の大きさ,動力とクラッシュしたクラゲの排出経路のレイアウトなど)という点についての検討は十分であったのでしょうか?
実用性にやや説得力が欠けていたかなと思わせた点が残念でした.
■審査委員 筬島 修三((一社)九州経済連合会 企画調査部部長)
・クラゲの駆除を空と海から行うというアイデアはよかったと思います.
ただし,ここも実現可能性がどうなのかなという疑問が残りました.
特にクラゲを粉砕(?)する方ですね.
今後バッテリー等が改良されて,大型化・長時間駆動が実現すれば面白いアイデアになると思いました.
■審査委員 永里 壮一(メカトラックス株式会社 代表取締役)
・地元クラゲ問題へのターゲット設定,ならびに被害額が具体的なのは良い
・ドローンを活用しての具体的な問題解決へのアプローチが良かった
・空ドローンと海ドローン(駆除装置)の移動速度に差があり現実的ではないのではないか
・ドローンのスペックは具体的で良いが,どれくらいの面積をカバーできるか,試算すると実用性が試算できるのでは
・自律分散システム化は面白いが,個体のスペック的にそこまでのシステム化が可能か具体的な説明が欲しかった
・開発コストはメモリとかハード費用だけでは無いのは理解しておいてほしい(コストに言及するのであれば)
■審査委員 田名部 徹朗(株式会社 三松 代表取締役)
・国内で300億円にものぼるクラゲ問題を良く研究された上での提案でした.
ドローン,画像解析を専攻である情報処理技術と組み合わせて解決しようとしたところは流石です.
ただし,一番大事なクラゲ除去については,必要なスペック,コスト+等まだまだ考察不足のところが多く,もうひと踏ん張りして考えていただきたかったです.
一次審査講評:
・ドローンと水中ロボットのコラボのアイデアが良い。
・ドローンと駆除装置を組み合わせ自動化を狙う点がよい。バッテリー等駆動時間の説明があるとなおよい。
・どうやってクラゲを排除するかの具体策がほしい。