(一社)日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門主催 九州地区競技会

フューチャードリーム!ロボメカ・デザインコンペ2018

2016年 ◆佳作 ◆ロボスクエア賞
マジカルフィールド


チーム名:KSNM
メンバー:○川口 将秀(熊本高等専門学校 制御情報システム工学科 5年)
 佐藤 翼 (熊本高等専門学校 制御情報システム工学科 5年)
 中村 雅也(熊本高等専門学校 制御情報システム工学科 5年)
 宮川 直也(熊本高等専門学校 制御情報システム工学科 5年)
 (○は代表者,所属・学年は参加年度時のものです)

マジカルフィールド ポスター1 マジカルフィールド ポスター2

二次審査講評:

審査委員長 佐藤 昭則(九州産業大学 芸術学部 デザイン学科 講師)
・提案自体が現実的で地味なものに終わってしまったのが残念ですが、十分活用できる可能性を持ったものであると思います。 ドローンや自立型で移動できる機構を付加すれば動物をどこかに追い込んだり牛の放牧などの現場でも活用できるかもしれません。 ぜひ試作してみて、まずその効果や性能を徹底的に高めて欲しいと思います。 機能性が実証されればユーザーが使い方を考えてくれると思います。 カスタマイズできる基礎的な製品への可能性を感じました。

審査委員 石井 隆之(福岡市 経済観光文化局 創業・立地推進部 新産業振興課 課長)
・リアルな解決策を提示している。センサーデバイスやにおい、音などをうまく活用すること、コスト計算もリアル感があったり、地に足がついた提案で好感が持てた。 確かに設置は簡単であり、広く普及する可能性はあると感じた。害獣を追い払ったその後の展開についても、少し触れてもらうと、よりリアルな提案となったと思う。

審査委員 野瀬 由喜男((公財)北九州産業学術推進機構 ロボット技術センター センター長)
・有害鳥獣を寄せ付けない方策として、におい・光・音を用いるというアイデアで動物の性質についてもよく調査している。 次のステップとしてはロボット技術を使うとどうなるかや、寄せ付けない方策に加え寄せ付けて確保する方策も考えるとどうなるかなど、発展させて考えるともっと面白くなるのではと感じる。 機会があればチャレンジしてください。

審査委員 筬島 修三((一社)九州経済連合会 産業振興部長)
・農産物に被害を与える有害鳥獣に対し、超音波・音・点滴の臭いで撃退するアイデアで、装置もコンパクトで実現化は高そうに感じた。 「近寄らせない」だけでは抜本的な解決策にはならず、やはり捕獲だと思うので、そこまでのシステムが提案できればなお良かったと思います。

審査委員 永里 壮一(メカトラックス株式会社 代表取締役)
・企画の背景は良くできている
・害獣対策の手段が複数(3つ)あるのは良い(音、光、におい)
 ⇒ AIとかで組合せを無尽蔵にしたら人が現地にいるのと同じような効果があるのでは
・コスト計算をしてるのは良い(ただし人件費などが入ってないのは要改善)
疑問点・質問点として
・太陽光パネルを使用するにあたって電力計算はしたのか?
・音をランダムに流す製品は他に無いか、また効果はどうか?(素朴な疑問)

審査委員 田名部 徹朗(株式会社 三松 代表取締役)
・害獣対策を良く研究された上での提案でした。 受賞には不利でしたがメカ的要素が少ないため実現性も高く、ニーズも良く捉えているのでスグ売れるものになると思っています。 当社の害獣檻事業とコラボさせてください(笑)


一次審査講評:

・アイデアは面白い.詳細検討すれば実用化ねらえるだろう.
・シンプルだが有用だ.
・複数の害獣に対して音に着目するのが良い.
・目的はよくわかる,形がデザインされていない.
・複数の方法で害獣を追い払う点,慣れへの対応があるのが良い.
・デザイン性が低いが実用性が高い.
・目的がとてもよい,簡単で効果ありそう.