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・住まいづくりに関する中立的学習活動の可能性について − 住情報という視点から − |
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建築ジャーナル誌が主催した、多くの建築家がボランティアで支えた住まいづくりに関する学習会参加者へのアンケート調査を通して、こうした学習活動を維持・発展させる方策を探った。先ず第一に、活動の存在
を伝える宣伝の必要性があり、内容としては間取り・プランニング、構造・材料、価格・見積もり等の経済面という三つを上手く盛り込むことが重要であり、月1回程度の頻度、都心から15分程度で行ける利便性のよい場所での開催が妥当であることを明らかにした。 |
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・情報関連機器の導入が住居・住生活に及ぼす影響に関する研究 |
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情報社会化の急激な進展に伴い、パソコンを始めとする情報関連機器が住居に導入されるようになって来た。本研究は集合住宅の住み方調査に基づき、これらの機器の導入が住居・住生活にどのような影響を与えているのかを、コミュニケーションとプライバタイゼーションの視点から分析したものである。 |
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・住情報に関する研究 |
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近代の住まいづくりの特徴の一つは住み手とつくり手の乖離である。この矛盾を止揚する方法として住情報の普及・交流があるが、そのより積極的なものとして、本研究では住み手とつくり手の協同による中立的な学習活動をとりあげ、その維持発展のための方策を検討した。 |
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・「販売社会の実話と構造」への渇望 |
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「新建築住宅特集」1995年7月号から1997年9月号まで連載された黒沢隆氏の「集合住宅原論の試み」についてコメントする中で、現代計画論の中でのテキストとパフォーマンスの関係、計画と技術の関係について述べ、現代は消費社会≠ニいうよりも販売社会≠ニしてとらえられるべきことを訴えた。 |
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