ワーク編「ここちよい場所」
(*個人あるいは個人的グループに利用される場合以外の無断転用をご遠慮願います。)
ここちよい体験なので、フォーカシングが初めての人のワークショップでも使いやすいのではないかということで、作成しました。実際、使ってみると安全で比較的どこでも使えるワークです。
1
リラックスする時間をとります。 静かな時間を過ごしましょう。
息が静かに入ってきて、出ていきます。
呼吸がふだんよりゆっくりになっているのを感じていましょう。
2
それでは、今から私が、いろいろな言葉を言いますから、
「今、自分が心惹かれるのは、どんな言葉かなあ」と思って聞いていてください。
ゆったりする のびのびする すがすがしい すうっとする‥
楽しい わくわくする あたたかい ほのぼのする‥
今言った言葉の中からでもいいし、他の言葉でももちろんいいですから、今の自分が心惹かれる言葉を一つ、見つけてみましょう。
3
言葉が見つかった人は、「その言葉のような気分になれるのは、どんな場所だろう」と思ってみましょう。 それは、静かな海かもしれません。広々とした野原かもしれません。雲の上かもしれません。あるいは、素敵な部屋の中かもしれません。
ぼんやりとしたイメージでもいいです
あなたの中で浮かんできた場所を、しばらく感じていましょう。
4
そこにいると、何が見えるでしょうか。
そこにいると、どんな気分でしょうか。
そこにいると、からだの感じはどうですか。
しばらくその場所に居る感じを味わいましょう。
5
もっと良くなるには、どうだったらいいでしょうか。 何かを付け加えたり、逆に取り除いたりして、今以上に良くなった場所をイメージしてみましょう。しばらくそこにいましょう。
6
この場所の感じを覚えておきましょう。そこには、いつでもあなたが望めば戻って来れます。そこはあなたの場所です。そしていつでも安全です。
7
「また戻ってくるからね」と自分の内側に挨拶しましょう。伸びをしたり、ちょっと体を動かしたりしましょう。ゆっくりとこの部屋に気持ちを戻し、目を開けましょう。
もしよければ、周囲の人と、感想を話してみましょう。
どんな体験でしたか。こんな場所を自分が求めていることを、どう思いましたか?