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民法 契約とは何か?

地域共創学部 地域づくり学科
学びのキーワード
  • 法律
  • 日常生活と法
  • 民法
  • 契約
  • 約束
  • 契約の拘束力
  • 公務員試験
  • 資格試験

講義ポイント①

法律を学ぶことの意味

法律には、憲法や民法などさまざまなものがあります。これらを勉強することは、将来の公務員試験、宅建やFPなどの資格を受験する際に必要な科目になりますので、大学入学後にはぜひ勉強してほしいと思います。
これらの試験を受験しない人でも、法律を勉強することは日常生活に役に立ちます。まず、トラブルに巻き込まれたときに、行動の指針となりますし、知っていることが「武器」になります。暮らしに役に立つ法律を学んでみませんか。

講義ポイント②

民法とは何だろう

日本には、いろんな法律がありますが、その中でも私たちの生活に最も関係があるのが「民法」です。民法には、人と人の関係から生じる権利・義務、人の物に対する権利、家族や相続に関するものなど、その内容は幅広く、1000を超える条文があります。
今回は、その中でも、みなさんに毎日のように接している「契約」について学んでいきます。みなさんは、「契約」にはどのようなものがあるか分かりますか?たとえば、自動販売機やコンビニでジュースを買ったときは、売買契約が成立しています。電車やバスに乗ったら、運送契約が成立しています。みなさんが気付いていないだけで、日々いろんな契約に接しているのです。この講義を聞いた後で、日常生活の中の契約を意識してみてください。

講義ポイント③

契約と約束の違い

みなさんは、契約と約束の違いは分かりますか?契約と約束の一番の違いは、破ったときに出てきます。たとえば、友達と遊ぶ約束を破ったら、どうなりますか?その友達との仲が悪くなったり、信用がなくなってしまうことがあるかもしれませんが、友達が許してくれたらそれで終わりになるのではないでしょうか。これに対して、たとえば、友達から10万円借りたのに返さなかったら、どうなりますか?返さなくて終わりとはなりません。この場合、お金を借りると言う契約(消費貸借契約)が成立しています。10万円を貸した人は、最終的には公的な力を借りて強制的に10万円を回収することができます。契約が発生すると、法的な拘束力が生じます。契約は簡単に成立しますが、契約で生じた法的拘束力から逃れるのはかなり大変なのです。

岡田希世子の写真

地域共創学部 地域づくり学科

岡田 希世子 先生
専門:民法・消費者法・医事法
  • 講義内容がめざすSDGs