AIやロボット技術等による社会の革新を通して諸問題を解決し、私たちの社会をよりよくしていく未来像がSoceity 5.0などとして提唱されています。ここでは災害に強い生産システム・自動生産システムの開発と少子高齢化に伴う人手不足の解消、環境低負荷な多様なエネルギーの開発など、私たちの社会をこれからもよりよく持続させ新しい未来を得るために取り組まなければならない課題も示されています。このような課題の解決を目指し、本学科では「ものをつくる」ことに加えて、「ものを動かす」「ものを知能化する」ための制御技術やAI技術を活用した生産システムや福祉ロボット・リハビリ機器の開発、小型高性能水車の開発など機械工学とAI・ロボット技術による多様な研究テーマを推進しています。本学科学生はこれらの研究テーマに大学の専門教育で学んだ知識と技術をベースにして教員と共に取り組むことで、創造力、実践力、コミュニケーション力、問題解決力を磨き、これからの社会を支える技術者へと成長していきます。
機械工学科では、学部の要件に加え、次の意欲を持った人を受け入れる。
高等学校の教育内容を幅広く学習しており、機械工学を学ぶために十分な基礎学力を有している人
機械工学科で得た機械工学の知識・技能等を実生活の様々な場面に活用したり、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力を有し、積極的に社会貢献するなど活用できる人
機械工学科への進学・学修意欲を持ち、本学で身に付けた機械工学の知識・能力を将来のキャリアにつなげるビジョンを持ち、主体的に行動できる人
機械工学科では、産業界で利用される「ものをつくる」「ものを動かす」「ものを知能化する」ための知識と技術を身につけ社会に貢献できる技術者の育成を目指して理論と実践を両軸とした教育研究活動を行っています。機械・自動車・ロボット設計に必要な強度、運動、熱、流れ、電気回路、プログラミング、人工知能などに関する広範な知識を身につけるための多様な科目群が設置されており、基礎から応用へと専門性を高めながらものづくりの理論を学びます。また、各種工作機械が揃った実習環境で実践により加工技術への理解を深め、正しく見やすい図面を作成する技術を身につけます。これらのすべての学びの基礎となるのが数学です。志望される方はしっかりと数学を学んでください。
本学科では、機械分野に興味があり、知識・技術の修得に積極的に取り組む姿勢を持ち、大学での学修の成果を機械・自動車・ロボットなどこれからの持続的成長の鍵となる産業の現場で生かし、社会で活躍したいと望む人の入学を期待しています。