「第55回化学関連支部合同九州大会」優秀発表賞受賞!

九産大大学院工学研究科博士前期課程2年の松本拓朗さん(対馬高校)が、北九州市で行われた学会「第55回化学関連支部合同九州大会 」において優秀発表賞を受賞しました。
 
 受賞した発表「食品関連酵母のMALDI-TOF-MSによる迅速同定」は、本学総合機器センター が所有している「MALDI-TOF-MS」という分析装置を使用して、食品関連酵母の菌種名を迅速に明らかにする方法を確立したものです。
 

 今回の受賞は、従来の菌種同定の手法と比べて、数分で菌種を特定できる迅速性、安価なコスト、専門性が不要な点などが評価されている「MALDI-TOF-MS」を用いた手法において、データベースが少ない食品関連酵母のデータ拡充だけではなく、菌体の前処理などの技術確立の点からも優れていると認められました。
 
 松本さんは、「この分野の研究も、この分析装置を使用するのも初めてで、手探りの状態からデータを取るために何度も何度も実験を行いました。この手法を確立し、さらに優秀発表賞まで受賞でき、とてもうれしいです。今後は、データベースのさらなる充実を図っていきたいです」と喜びを語りました。

 

【生命科学部】

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