緑の魔術師 石原和幸氏の講演会を開催しました

 

 7月12日(木)、本学の緑化プロジェクトを手がけた庭園デザイナー、石原和幸氏が「ゼロからの発想 〜花と緑で街は変わる〜」と題し講演しました。

 この講演会は、今年5月に開催された世界最高峰の国際ガーデンショー「英国チェルシーフラワーショー2018」において、石原氏が通算10個目の金メダルを受賞されたことを記念して開催したものです。

 

 石原氏は400人を超える学生や一般の方を前に、花に魅せられて自動車販売店から花屋に転職し、世界的な造園家となった自分の半生を語り、それぞれのステージでの成功の秘訣は、固定観念にとらわれない新しい発想だったと振り返りました。

 その間、一貫して目指してきたものは、生まれ育った長崎県の農村で皆が植えていたあぜ道の花とそれを取り巻く人と人とのつながりを再現することであり、「死ぬほど好きな事をひとつ見つけて、それを追求する」ことが大切だと話しました。

 

 最後に、日本各地で過疎地が花畑によってテーマパークを凌ぐ集客に成功している事例をあげて、現代社会のITストレスを癒すのが緑のビジネスであり、花のあるところに人は集まり、花と緑で街は大きく変わると、今後の可能性を示唆しました。

 

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