独立美術協会主催の「第85回独立展」において、九産大大学院芸術研究科の卒業生 中原未央さん(2012年3月卒業・福岡舞鶴高校)が初めて出品した作品「How−box (M」が、最高賞である「独立賞」を受賞しました。
独立美術協会は1930年に組織された日本画壇を代表する美術団体であり、同展は、新しく生まれようとする優れた才能や自由・独創の熱気にあふれた作品に対し栄誉を贈るものです。初出品での「独立賞」受賞は、60年ぶりの快挙です。
受賞作「How−box (M」は、アケビ科の植物ムベの実を題材に、ぎっしり詰まっている種子とそれを包む果肉を母親と胎児の関係に模して、「命の神秘性」や「生きているものの尊さ」を表現したものです。
中原さんは、「九産大芸術学部美術学科在学中からアケビやザクロなど果実をテーマに描き続けてきましたが、今回、この受賞によって結実したことは大変感慨深く、光栄です。これからも向上心を胸に、良い作品を生み出していきたいと思います」と喜びを語りました。
【芸術学部】