「第11回発明・工夫作品コンテスト」特別賞受賞!

 

 九産大工学部住居・インテリア設計学科4年の東 晃生さん(小郡高校)の作品「一坪の茶室3『球傘第(きゅうさんだい)』」が、日本産業技術教育学会主催の「第11回技術教育創造の世界(大学生版) 発明・工夫コンテスト」で、教材開発部門の特別賞を受賞しました。

 

 1月まで8号館一階で展示していたこの作品は、竹材で作った菱形30面体を和傘で覆い、和紙の壁を通して外に漏れ出す光の陰影が特徴的なこの茶室は、床面積一坪(3.3㎡)の空間で静寂の中行われるお点前や所作の音を全方向に響き渡らせるために全体を球体に設計したものです。

 

 このコンテストにおいては、三角形を基本としたトラス構造の安定性などの力学を体験的に学べる教材である点、また、ものづくりにおいては何度もトライアンドエラーが必要であり、つくることの楽しさだけでなく、問題発生時の対応力も指導できる点が評価されました。

 

 東さんは、「卒業設計作品として一年間取り組んだ結果が評価されて、本当にうれしいです。『一坪の茶室』プロジェクトは平成25年から代々続いており、来年も後輩にはパワーアップした作品を期待しています」とエールを送りました。

 

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