酒井田柿右衛門家の伝統技法を学ぶ

 1月23日(月)〜25日(水)、「柿右衛門様式特定演習」の授業において、九産大大学院芸術研究科博士前期課程1年生6人が、佐賀県有田町の柿右衛門窯と本学で、十五代酒井田柿右衛門客員教授より、直接、柿右衛門様式の技法などを学びました。

 

 本学は、平成11年、故十四代酒井田柿右衛門氏(平成13年に人間国宝に認定)の客員教授就任以降、「柿右衛門様式窯」(※)を学内に設置し、柿右衛門様式の技法を学生に伝承しています。
 
 平成24年から続くこの授業では、有田の柿右衛門本家において、歴代の名品の解説を受けるとともに、窯場やろくろ成形、絵付(えつけ)室などを見学し、職人の技術を学びました。また、本学において、十五代酒井田柿右衛門教授から、柿右衛門様式の絵付け技法の修得に励みました。

 

 「若い学生に教えることは、私にとっても価値ある経験」と語る酒井田教授の授業を3日間受講した、松崎ユメノさん(九産大付属九州高校)は、「学部2年生から陶芸を学んでいますが、酒井田柿右衛門先生の言葉にはとても重みがありました。この貴重な機会を生かし、さらなる技術向上に努めます」と抱負を語りました。

 

柿右衛門様式窯についての詳細はコチラ

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