「SDN/クラウドプログラムコンテスト2016」で表彰!

 

 一般社団法人沖縄オープンラボラトリ主催の「SDN/クラウドプログラムコンテスト2016」で、九産大大学院情報科学研究科情報科学部の学生で構成したチーム「九州濃厚ラボラトリ」が提案した「OpenStack間VPN接続自動化」が、「LPI-Japan賞」を受賞しました。

 

 次世代ICT基盤技術の実用化と普及を目的に開催されたこのコンテストにおいて、このチームはクラウド構築のための「OpenStack」と呼ばれるソフトウェア同士をVPN(仮想プライベートネットワーク)で自動的に繋ぐという提案を行い、難易度が高いテーマに取り組んだ点が評価されました。

 

 プライベートネットワーク環境内でデータのやり取りは情報漏洩の可能性が低いことが利点ですが、これを手動で行うには高いスキルが必要であり、多くの作業時間やコスト、ヒューマンエラーのリスクが発生します。これを自動化することで、作業面・コスト面での効率化とエラーのリスク回避を実現し、耐災害性・耐障害性の高いシステム基盤を作り上げました。

 

 リーダーの前野さんは、「技術的にも非常に難しい課題へのチャレンジでしたが、メンバーの特性を把握して作業を分担し、この提案を実現可能なものに仕上げていきました。想定した環境になるまで何度もシステム構築し直したので、喜びもひとしおです」と語りました。


<チーム「九州濃厚ラボラトリ」 メンバー> 
前野 洋史さん(大学院情報科学研究科博士前期課程2年・浜田商業高校)、
今留 駿輔さん(大学院情報科学研究科博士前期課程1年・福岡舞鶴高校)、
堤 友理さん  (情報科学部情報科学科4年・博多青松高校)

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