観光列車「おれんじ食堂」で実践研修を行いました

 12月27日(火)、九産大商学部観光産業学科では株式会社肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市)と連携し、同社の観光列車「おれんじ食堂」を使った実践研修を行いました。

 

 同学科の「鉄道産業プロジェクト演習」は、3年前から「おれんじ食堂」をケーススタディーとして鉄道を活用した魅力的な観光振興を研究しており、学期末に実際に同列車に乗車して研修を行っています。

 

 後期を通じ、「第三セクター鉄道の赤字脱却のカギ」や「九州圏内の観光列車の比較」など、さまざまな局面から「おれんじ食堂」を分析・研究してきた42人は、新八代駅から川内駅までの4時間、貸し切った列車内で、同社の営業担当から観光列車で有数の距離を誇る「おれんじ食堂」の強みや今後の取り組みについて講義を受けました。また、停車駅での地元住民による伝統芸能の披露や地元食材を使った車内の食事など、観光振興と鉄道事業を連携させた同社の事業について体験しました。

 

 2年の高野一唯さん(八代清流高校)は、「観光列車は距離が長いほどその土地土地の魅力を知ることができますが、各地のスタッフの方々の『おもてなし』があってこそのものだと分かりました。今回の研修で、観光の価値は『人』で決まると実感しました」と振り返りました。

 

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