「第6回河川学シンポジウム」優秀発表賞受賞!

 

 11月11日(金)、遠賀川水辺館で開催された「第6回河川学シンポジウム」で、九産大工学部都市基盤デザイン工学科4年の松木沙弥香さん(大津高校)が4年生以下の学部生部門で優秀発表賞を受賞しました。

 

 九州の川を研究する学生を対象に、河川工学、景観工学、生態工学など分野横断的な川に関する発表を行うこのシンポジウムには、九州地区の大学のほか関東圏からも学生が参加。水害マップ制作やホタルの調査、環境流量のグローバルモデル開発などさまざまな発表が行われる中、松木さんは、「水を通して、つながる輪」と題し、自身が所属する、雨水を利活用して循環型ライフスタイルを目指す「ミズベリング樋井川」という地域コミュニティの活動を紹介しました。
 
 「ミズベリング樋井川」は、平成21年、福岡市樋井川流域で起きた河川氾濫を背景に、川との共存を検討していた市民グループによって今年の4月に発足。
「川を知る」「川を使う」「地域の繋がり」「防災・暮らし・雨水」の4つのキーワードで活動しています。7月には「水辺で乾杯!」という水辺の楽しさや風情を味わうイベントを開催、その参加者は200人を超えました。また、川と親しむウォーキングコースの提案などを行っています。

 

 この受賞に松木さんは、「川を通して人と人とが繋がり、さらに新しい人が共感し参加するこの活動に対して、このような評価をいただけたことに喜びを感じています。今後もこの活動を意義あるものとして発展させていきたい」と語りました。

 

 

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