工学部学生が福岡市の橋梁劣化状況調査を実施

 工学部都市基盤デザイン工学科豊福教授、永松技能員、学生13人が、福岡市内4つの橋の劣化状況調査を行っています。

 

 この調査は、本学開発による水と空気を利用した非破壊検査法を用いて、橋梁のコンクリートの劣化状況を診断するもので、調査結果は福岡市のインフラ修繕・措置対策工法決定のための資料として活用される予定です。

 

 社会インフラの老朽化に伴い、メンテナンス技術の基盤強化の必要性が増す中、同学科は地方自治体の負担軽減とともに、インフラ技術者の育成のため、「地域連携によるインフラ維持管理の匠育成プロジェクト」としてこの調査を卒業研究に取り入れ、昨年度から古賀市、新宮町、福岡北九州高速道路公社と連携して実施しています。

 

 今年度は、福岡市の一般橋梁も調査対象とし、地域社会への貢献を拡大しました。

また、本学開発の非破壊検査法は、「トヨフク法 透水性・透気性試験機」として販売が決定しています。

 

 調査に参加した4年の白谷祐太さん(伝習館高校)は、「大学の授業で橋梁の維持管理の大切さを学んでいますが、実際に現場を見て分かることがたくさんあります。とても良い経験です」と話します。

 

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