第5回大学教育フォーラム「そもそも高大接続って何?!」を開催しました

 第5回大学教育フォーラム「そもそも高大接続って何?!〜連携・接続・一体的改革をキーワードとして〜」を、7月4日(土)に開催しました。高校生、大学生、高校・大学の教育関係者など約100人が参加しました。

 

 社会が大きく変わる中で、高等学校教育と高等教育(大学教育)の円滑な接続と連携強化を目指して「高大接続」の実現に向けた動きが活発化しています。

 

 今回のフォーラムは、連携・接続・一体的改革をキーワードとして、高大接続の当事者である、高校生、大学生、高校・大学の教育関係者で幅広く議論し、今後の高大接続の在り方を考えることを目的に開催しました。

 

 NPO法人NEWVERYフェロー(高大接続担当)倉部史記氏による基調講演と、参加者全員でのグループワークで、高校と大学の理想の関係について考えました。

 

 倉部氏は、基調講演で今後激変する社会環境の中で、知識や技術の蓄積だけでは、変化に対応できなくなると指摘し、進路選びについて「これまでの“当たり前”が大きく変わっていっており、自分でモデルを作りながら生きなければいけなくなっています。どの進学先を選ぶかで将来は大きく変わりますが、『いい大学』は人それぞれです。自分を成長させられる大学を探せるようになりましょう」と話しました。

 

 その後、参加者はグループワークで、高校生の進路相談事例や大学の現状と課題、新たな入試制度について意見交換を行い、その上で自分に何ができるかを考えました。

 

 参加者からは「高校生は目先のイメージや入試方法にとらわれず、もっと広い視野で将来を考えなくてはいけない」「大学は理念をしっかり持って改革を進めてほしい」「大学は世間に迎合し、新しいことばかりに目を向けるべきではない」「高校生の進路選びにも大学の改革にも高校と大学の双方が関わることは可能で、いい関係が作れるのでは」などの意見が出されました。

 

 最後に倉部氏は「高大接続はどちらか一方だけではできません。互いに協力しあうことでできることはたくさんあります」と参加者に呼びかけました。

 


 

九州産業大学のトップページへ