北部九州の窯業産地の文化的景観に関する研究の総括シンポジウムを開催

 2月27日(金)、九州産業大学景観研究センター「北部九州の窯業に着目した文化的景観の形成と保全に関する研究 ― 総括」をテーマにシンポジウムを開催しました。  

 

 景観研究センターでは、2012年から工学部都市基盤デザイン工学科の山下三平教授を研究代表に、学内外の研究者で、北部九州の各窯業産地の文化的景観がいかに形成され、どのように保全されるべきかについて研究を進めており、この研究プロジェクトは平成24年度文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業にも採択されています(研究期間:2012年4月〜2015年3月)。今回のシンポジウムはこれまでの研究を総括するものとして開催されました。

 

 はじめに北九州市や長崎県平戸市の景観に関する委員やアドバイザーを務める仲間浩一トレイルバックス代表が、大分県日田市の小鹿田(おんた)地区の事例を参考に、「ものづくりの場と風景の価値」と題して基調講演を行いました。  

 

 その後この研究プロジェクトに参加した研究者より、「代表的陶芸の里の景観構成と風土要因」「窯業における伝統保存と近代化許容の適性」「日韓の相互作用」「景観保全から観光産業への展開方策」「景観の要素と材料の活用方策」の5つのテーマについて研究報告がありました。

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