「肥薩おれんじ鉄道」と連携した授業を実施しました

 九産大商学部観光産業学科では、観光のプロフェッショナルを目指し、理論と実践の両面から観光学とホスピタリティマインドについて学びます。そのため国内外の観光地での研修など現場実践型の授業に力を入れています。

 

  1月13日(火)、観光産業学科の「鉄道産業プロジェクト演習」の受講生ら32人が、肥薩おれんじ鉄道が運行する観光列車「おれんじ食堂」での現地研修に参加しました。

 

 今年度新設された「鉄道産業プロジェクト演習」は、中・高年齢層を中心に人気が高まっている鉄道を利用した旅行や観光について学ぶ授業です。肥薩おれんじ鉄道は、八代駅(熊本県)から川内駅(鹿児島県)の間を走る第三セクターの鉄道会社で、沿線の風景や地元食材を使用した食事のサービスなどで人気を集めています。

 

 研修ではおれんじ食堂に乗車して食事やサービスを体験し、肥薩おれんじ鉄道の淵脇社長から沿線の見所や食材の選定方法、観光客に喜ばれる取り組みなどについて話を伺いました。

 

  参加した学生の多くは鉄道旅行の経験がありませんでしたが、「ゆっくりと時間をかけて旅する楽しみがわかった」「まだ有名になっていない場所にこそ、観光面では無限の可能性があると感じた」などの感想が聞かれました。また乗客の様子を観察して、細やかなサービスを提供するスタッフの気配りにとても感動していました。

 

 担当の平山昇講師は「九州には全国的に見ても人気の観光列車が数多くありますし、今後もニーズがある分野です。観光系の学科で鉄道の観光振興について学べる授業は珍しいと思います。研修を通して学生たちに鉄道旅行の魅力や実態についてしっかり学んでもらえたと考えています」と話しました

 

※写真は、商学部商学科の髙木ゼミナールの学生が撮影しました。

 

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