「雇用のカリスマ」海老原嗣生さんが講演しました

 九産大キャリア支援センターは、就職活動の解禁を3月に控える学部3年生、大学院博士前期課程1年生を対象に、1月15日(木)、就職活動や雇用問題に関する著書を多数執筆している、(株)ニッチモ代表取締役の海老原嗣生さんの講演会を開催しました。 

 

 海老原さんは、漫画「エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-」に登場するカリスマ転職代理人のモデルで、「雇用のカリスマ」とも呼ばれています。  

 

 海老原さんは、就職活動が厳しいといわれる要因として、就活生が一部の有名な企業に殺到する現状を指摘。「世の中にどのような企業があるかよく分からないため、とりあえずCMなどで有名な企業にばかりにエントリーする。人気ランキング上位の企業ばかりを受験し、なかなか内定がもらえないことで就職活動がうまく行かないと悩む人が多いが、そもそもがかなりの狭き門。有名な企業以外にも優良企業はたくさんあり、まずはそうした企業を知ることから始めてほしい」と呼びかけました。  

 

 その上で就職活動をスムーズに進める方法として、「自分に合った企業を見つけること」「自分らしさを表現できるエピソードを持つこと」と説明。「企業によって業種や社風が違うように、採用したいタイプの学生も異なる。自分の特性に合った企業を見つけ、自分の人柄や能力をしっかり伝えることができれば、きちんと評価してくれる企業はある。そういう企業に入った方が自分も企業も幸せになれる」と話しました。  

 

 「企業が求めているものは驚きや感動ではない。人に自慢できるエピソードがないと悲観する必要はない」「どの企業からも内定をもらえる人間になる必要はない」「人気企業に入ることがいいことなのではない」といった海老原さんの言葉に、会場の200人を超える学生は目から鱗が落ちたように聞き入っていました。

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