「希望のあかりプロジェクト4」陸前高田市を訪問

 「希望のあかりプロジェクト4」の学生グループ(芸術学部、工学部、経営学部)が、12月16日(火)から19日(金)に、岩手県陸前高田市の保育園、小学校、高齢者施設、仮設住宅など6カ所を訪問しました。

 

 4年目を迎える今年のテーマは「文化の交流」です。繁栄の象徴である七福神の「恵比寿」を題材に、東北の山車燈篭「ねぶた」の技法で山笠を制作しました。訪問先の保育園では、ねぶた山笠を園児たちが担ぎ、「ワッショイ、ワッショイ」と元気な掛け声を出しました。

 

 また、ワークショップでは、「博多人形に絵付け」や「オリジナル竹とんぼ製作」など訪問先によって、それぞれ趣向を凝らして実施しました。

 その他にも、「手をたたけ」という楽曲に合わせ、現地の方々が手をたたく動画を写真映像学科の学生が撮影しました。この動画は、来年2月に天神イムズ(福岡市中央区)で上映し、福岡の人々に東北の思いやメッセージを伝える予定です。

 

 プロジェクトでリーダーを務めた芸術学部デザイン学科3年の松嶋寿紀さん(九産大付属九州高校)は「今年の活動では、現地の方々と交流する時間を多く取ることができました。学生メンバーの連携もスムーズで、皆さんが笑顔になってくれて本当に良かったです。来年以降の継続に向けて、後輩たちにしっかり引き継いでいきたい」と話しています。

 

  

 

※希望のあかりプロジェクト…東日本大震災で被災された多くの方々、特に子どもたちを励まそうと東北夏祭りの山車燈篭「ねぶた」を使ったワークショップを、2011年12月から陸前高田市で毎年実施しているものです。「ねぶた」は芸術学部の学生が外観をデザインし、工学部の学生が電気仕掛けの内部装置を製作しています。

 

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