「東日本大震災ボランティア隊」報告会を開催しました

 10月8日(水)、九州産業大学「東日本大震災ボランティア隊」が、報告会を開催しました。本学の学生と教職員を中心に、約70人の参加がありました。   

 

 九州産業大学では、被災地の復興支援、防災を担う人材の育成、ボランティア活動を通じた人間形成を目的に、希望する学生を募り、ボランティア隊を編成して、東日本大震災の被災地に派遣しており、今回で2回目です。   

 

 学生22人による「東日本大震災ボランティア隊」は、8月22日(金)から4日間の日程で岩手県大船渡市、釜石市と宮城県石巻市を訪問し、「三陸国際芸術祭」の運営作業や陸前高田市の茶畑での除草作業、子どもたちとの交流、募金の贈呈などを行いました。 報告会では3グループに分かれ、現地での活動内容、実際に現地を訪れて感じたこと、今後の取り組みについて発表しました。   

 

 学生たちは、震災から3年半が経過し報道が少なくなる中、インフラや住宅の復興に比べ被災者の心のケアが進んでいないことや、ボランティアも被災者に寄り添うような活動が必要とされていると説明。「被災者の方はどれほど時間が経ったとしても震災を風化させないでほしいと願っている。現地に行った自分たちだからこそ感じたことを、周囲の人にも伝えていきたい」「被災者の方たちの温かさや前向きな姿に励まされた。人と人とのつながりを大切にして、今後も継続した支援を行いたい」と話しました。   

 

 また、災害はいつどこで起こるか分からないと、「今回の震災で得られた教訓を今後の防災に生かす必要がある」と強く訴えました。

 

関係記事:8月29日 岩手県、宮城県でボランティア活動を行いました

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