「震災を学ぶ・被災地支援を考える」が開催されました

 特別イベント「震災を学ぶ・被災地支援を考える」が、5月10日(土)、岩手県陸前高田市で被災地復興に力を注ぐ二人の講師を招いて開催され、学生と教職員、地域の方々など、計約600人が参加しました。 

 

 講師は、語り部活動に取り組む釘子明さん(写真上)と、被災地支援団体「SAVE TAKATA」の伊藤英さん(写真下)です。

 

 釘子さんは、地震や津波の怖さと、避難所運営での経験談を話し、「皆さんは自分の避難場所を実際に見に行ったことがありますか。各人が関心を持って、防災に強い街づくりをしてほしい」と、参加者に訴えました。そして「現地には、まだまだ立ち直れていない方が、たくさんいらっしゃいます。一人でも多くの方に被災地を訪れていただき、被災者に寄り添ってもらえたら」と語りました。  

 

 伊藤さんは「故郷の街を失い、母を亡くし、守れなかったという悔しさが、私を動かしています」と、SAVE TAKATAで活動を続ける気持ちを吐露し、「人は、何かあった時、頭でイメージしたことがない行動をとることはできません。イメージを広げて、家族(自分が愛する人)を守れる防災環境を作ってください」と呼びかけました。  

 

 講演に続き、九産大ボランティア愛好会など学生グループが、自ら取り組んでいる被災地支援活動を報告。その後、ワークショップ形式で、お二人と意見交換をしながら、「自分たちにできることは何か」を考えました。

 

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