工学部の学生が全国大学生環境活動コンテストで準グランプリ

 工学部住居・インテリア設計学科の学生13人が、昨年12月26日(水)・27日(木)に東京都渋谷区で開催された「第10回全国大学生環境活動コンテスト(エココン)」に出場し、準グランプリに選ばれました。

 

 エココンは大学生の環境活動の活性化を目的に開催されているもので、今回は全国各地から46大学が参加しました。本学の学生たちは昨年9月から11月に取り組んだ「さくたのうなで〜古代の農業用水路のライトアップによるまちづくり・まちおこし〜」の成果をプレゼンテーションしました。

 

  「さくたのうなで〜」は、学生たちが昨年11月11日(日)に行った日本書紀にも記載がある福岡県筑紫郡那珂川町の古代の農業用水路「裂田溝(さくたのうなで)」のライトアップイベントです。竹灯籠を使って竹林などを幻想的に照らしだし、町内外から約6,000人を集めました。竹灯籠の材料となる竹は、9月に同町の皆さんと学生たちとで伐採し、約50日をかけて製作しました。

 

 ベッドタウン化が進む同町の歴史遺産を住民の方に再認識してもらうとともに、問題となっている余剰竹をまちおこしに生かしたこの取り組み。コンテストでは、住民の方と一体となって活動した “巻き込み力”、問題意識と分析力、社会・環境への貢献などが高く評価され、受賞につながりました。 コンテストに出場した今村望さん(福岡県・大牟田高校)は「昨年は決勝に進出できなかったので、受賞できて本当にうれしい。今後も大学で学んでいることや地域との関わりを生かし、活動を継続させたい」と話しました。

 

出場学生

2年生:石井絵梨、石原慎一郎、井原健太、今村望、牛尾彰吾、河井薫

1年生:梅森晴子、岡村渉、小山奈央美、甲斐圭乃、小出恵子、小柳友美、藤田理嵩

 

「さくたのうなで〜古代の農業用水路のライトアップによるまちづくり・まちおこし〜」

2010年11月に、当時工学部建築学科4年生だった松本知枝さんが卒業研究として取り組み、多くの観覧者を集めました。那珂川町役場にもライトアップの継続を望む声が多数寄せられたため、は同町教育委員会からの受託研究として、住居・インテリア設計学科の諫見研究室の学生を中心にライトアップを計画しました。

 

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