工学部の学生が第1回サイエンス・インカレに出場

 九産大工学部の建築学科と住居・インテリア設計学科の学生が2月18日(土)、19日(日)に東京の日本科学未来館などで行われる「第1回サイエンス・インカレ」(主催・文部科学省)に出場し、研究成果を発表します。  

 

 同大会は自然科学分野を学ぶ学生たちの能力・研究意欲を高めるとともに、課題設定能力、課題探求能力、プレゼンテーション能力等を備えた創造性豊かな人材の育成を目的に今年度から始まりました。この度165件の応募の中から事前の書類審査で口頭発表部門40件、ポスター発表部門87件が選抜され、本学学生のポスター発表部門への出場が決定しました。  

 

 出場するのは建築学科3年で諫見泰彦研究室に所属する亘裕司さんと榊英貴さん、住居・インテリア設計学科2年の田原航さん。研究課題は、「伊能忠敬のようなこと〜巨大地図を描く中学高校生を対象とした測量技術ワークショップの教材開発と教育実践〜」です。

 

 これは中学校の数学で学ぶ相似の知識と測量技術のつながりを示すワークショップとして、昨年8月に北九州市で中高生を対象に行った測量技術ワークショップ+インスタレーション「伊能忠敬のようなこと〜5000分の1の巨大九州地図を描く〜」などの教材開発からその実践の成果までをまとめたものです。使用した測量器械・アリダードは200年前に測量家・伊能忠敬が使用した小方儀と使用方法が同じで機能形状も似ており、伊能忠敬の測量作業を追体験することができました。     

 

 諫見研究室では建築学科3年の澤優太郎さん、小金丸智文さんが、住居・インテリア設計学科2年の松田夏生さん、1年の今村望さんとともに昨年12月、「第9回全国大学生環境活動コンテスト」に「たてものがかり〜こどもたちのための建築施工体験を通した人工環境教育〜」で出場しており、全国大会ダブル出場となりました。

 

 「たてものがかり」は、小中学校と連携し、環具(環境と家具または遊具の複合語)、バス停、アパレルショップの建築・インテリア施工体験を通して、資源や材料の大切さなどを伝えています。

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