ノートテイクボランティア養成講座が、3月23日(火)・24日(水)、初めて本学内で開催されました。
聴覚に障がいのある学生への理解を深め、情報保障の大切さを知るための講義から、ノートテイクの基本的な書き方や模擬講義による応用演習まで盛りだくさんの内容。
二日間で延べ10時間の講座に、参加した学生16人は熱心に取り組みました。
九産大では学生有志が、講義の空き時間に、聴覚に障がいのある学友のノートテイクボランティアを行い、少しでも情報保障を手助けしようと動き始めています。
国際文化学科1年の井立孝一郎さん(福岡舞鶴高校)は「ノートテイクに協力できる人の登録制のシステムづくりをしたいと考えています。学生たちの自主的な取り組みで、実績をつくっていきましょう」と、参加者に呼び掛けました。
◆ノートテイクボランティアができる学生さんを募集しています。
※今回の養成講座への参加の有無は問いません
問い合わせ先:学生部厚生課 092-673-5581
◆ノートテイクとは・・・
筆記通訳のことで、重度難聴者の耳の代わりをすることです。話し手の言葉やその場の音情報を忠実に聞き取り筆記していく、文字で伝える同時通訳のようなものです。
大学でのノートテイクも同じように聴覚に障がいのある学生の耳の代わりとなり、講義内容を筆記により同時通訳します。聴覚に障がいのある学生にとって、ノートテイクしたものを見ることは、健聴学生が講義を聞くのと同じです。聴覚に障がいのある学生は、ノートテイクによって初めて、健聴学生と同時に情報を得ることができます。