芸術学部北島研究室−筑後市キャラクターをデザイン−

 芸術学部デザイン学科北島研究室デザインの筑後市キャラクター「ちっgo」が、携帯ストラップになりました。「ハート」の羽を持つおちゃめな羽犬のストラップ。
 筑後市のイベントなどで無料配布されています。

 筑後市商工会議所から、キャラクターのデザイン制作の協力依頼があったのは7月初旬のこと。
「平成23年に筑後市に九州新幹線の筑後船小屋駅が開業します。これを機に広く筑後市のイメージを伝えることができる親しみやすいキャラクターを・・・」

 北島教授、デザイン学科4年の江副佑輔さんと西村亮さんが、手を上げました。
 デザインするのは、携帯ストラップなどにできる立体的なキャラクター。
 現地調査で得たデザイン情報と、市販の携帯ストラップを収集し作成したデザインマップを基に開発コンセプトを策定。アイデアスケッチ4案を作成して、筑後市の特産品開発委員会に中間プレゼンテーションを行いました。決定した基本デザインに修正が加えられ、8月下旬の最終プレゼンでキャラクターが誕生しました。 ≫詳細

 江副さんと西村さんは「中間プレゼンで出された意見を次の展開に生かしていくところが難しく、その反面おもしろさを感じました。経験のない達成感です。二人の考えが食い違うこともありましたが・・・(笑)」と、
 北島教授は「一つの製品ができ上がるまでのプロセスを実践的に経験する。学生は良い勉強ができたと思います」と話していました。

—ちっgo— (ストラップパッケージの説明より)
 筑後市にある良縁成就の神様「恋木神社」のシンボルマーク「ハート」の羽を持つおちゃめな羽犬。
 筑後市に「羽犬塚」という地名があります。かつて篤姫が輿入れの際に通った薩摩街道の宿場町。言い伝えでは、地名は豊臣秀吉が九州遠征で連れてきた羽が生えたように跳び回る犬の「塚」が宗岳寺にあることに由来しています。
 この羽犬が、心と心を結ぶ愛犬となりますように。

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