硬式野球部 「北九州フューチャーズ」との交流戦を行いました

 北九州フューチャーズと九産大硬式野球部との交流戦が、24日(土)午後1時から、本学野球場で行われました。
 北九州フューチャーズは、メンバー約25人の身体障がい者野球チームです。同様のチームは全国に三十数チームありますが、フューチャーズは全国制覇を果たした実績もあります。
 今回の交流戦は、同チームに所属する九産大経営学部産業経営学科2年の末永 涼くん【写真下】の「大学日本一になったチームと一度戦ってみたい」という大学への申し出がきっかけで実現しました。試合は、軟式で、特別ルールで行われました。例えば足の不自由な選手が打席に立つと、代走の選手がサード線上のファールグラウンドに立ち、打つと同時にスタートします。
 試合は、16対0で九産大の一方的な勝利となりましたが、野球を好きな者同士の真っ向勝負に、両ベンチとも大いに盛り上がりました。

−末永くんに話を聞きました−
——試合後の感想は?
「僕の申し出を快く受け入れていただいた大久保監督に感謝しています。5回にはノーアウト満塁のチャンスもあったので1点でも取りたかった。チームの人から、来年リベンジできんかいなと言われて困惑しています」
——来年も実現できるといいですね。末永くんにとって野球は?
「四つ上の兄が野球をやっていた影響もあり、僕も小さい頃から野球が好きでプレーすることに憧れていましたが、足が不自由で諦めていました。でも、高校1年の冬休みに新聞紙上で、フューチャーズのことを知りました。記事を読んで数日後にはチームに所属し、野球を始めて4年になります。
 野球は、いろんな面で諦めることが多かった僕の心を変えてくれたと思っています。これからも出来る限り野球を続けて、僕と同じような障がいを持った子供たちに、希望、チャレンジする気持ち、勇気を少しでも伝えられたらと思っています」

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