九州産業大学美術館開館5周年記念特別展オープニングの式典が開催されました

 九州産業大学美術館開館5周年記念特別展「ウイリアム・モリス展」の式典(展覧会開会式)が、22日(木)午後2時から、同美術館前の広場で開催されました。

 式典には、展覧会開催にご協力いただいた株式会社モリサワの森澤嘉昭代表取締役会長にも出席いただき、本学の理事長、学長等とテープカットを行い展覧会がオープンしました。式典に続き、出席者や報道関係者に対する内覧会が行われました。

 ウイリアム・モリス(1834-96)は、19世紀後半のイギリスで傑出したデザイナー、美術家、詩人、作家、そして思想家として知られています。モリスが残した数多くの装飾デザインは、産業化が進むヴィクトリア朝時代の中で、芸術と職人技術が統合された中世への憧れが体現されたものでした。その集大成が晩年1891年に、ロンドン近郊のテームズ河畔に設立された私家版印刷所「ケルムスコット・プレス」での本づくり。モリスは、紙漉きから装丁に至るまで徹底した「理想の美しい本づくり」を追究しています。

 展覧会では、モリサワコレクションのケルムスコット・プレス全刊本の一堂公開により、モリスの本づくりを堪能いただけます。

 皆さまのご来場をお待ちしています。

会期:11月23日(金・祝)〜12月22日(土)

−九州産業大学美術館−
 平成14年4月に開館し本年度5周年を迎えた九産大美術館は、大学が設置する美術館としては九州では唯一であり、福岡県教育委員会から博物館相当施設に指定されています。
 日頃から、地域の方々が広く芸術に親しめる芸術拠点として、作品を展示公開しているほか、児童・高齢者・障がい者等を対象とした創造性教育プログラムを定期的に開催し、芸術教育研究の活性化に努めています。

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