PlusK_vol.35
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 授業では、現代美術を中心に「アートとは何か」について考えます。作品の時代背景やコンセプト、技術や歴史性などを比較検討しながら、自分にとってのアートの価値の序列を考えてください。その価値観を確立することは、今後、人生でさまざまな選択をする上での基準となることでしょう。しっかりアートと向き合い続け、自分の目指すアートを見つけてください。アートの価値を打ち立てよう!黒岩 恭介教授(大学長) <専門>美学「美術概論」授業風景 イラストレーションの授業では、自分でテーマを見つけ、さまざまな素材や技術を用いて自由に描いていくことで、それぞれの個性を伸ばします。流行にとらわれることなく、自分のスタイルを見つけ、見る人を感動させる作品をつくりましょう。見る人を感動させる作品を!弓場 雅晴教授 <専門>ビジュアルデザイン旅行の本の表紙をイメージ。インドの国土の形にインド象を重ね、さらにインドの文化をリンクさせています「INDIA」 陶芸に欠かせないろくろの技術を1年生後期から修得し、2年生の研究授業では、陶器を素材としたアート作品を制作します。素焼き、薬がけ、本焼き、窯出しなどのろくろの技術をしっかり身に付けて、卒業後も陶芸を楽しんでください。一生使える技術を身に付けよう!辻嶋 寿憲教授 <専門>陶芸独自の技法で絵の上にコーティング剤である鉄の釉薬をかけ、その色と雰囲気を生かしながら、ススキが風になびく風情を描いた大皿です「鉄絵ススキ図皿」 木材を使ったプロダクトデザインを通して、機能的・造形的に「美しいもの」をつくる力を養います。限られた材料の中でいかに細部のデザインにまでこだわり、個性を出すかということを考えながら、「機能美」を追求していきます。機能美をつくる力を養う中谷 昭子講師<専門>プロダクトデザイン 人間の内面世界を表現する絵画を追求しています。身近なモチーフや風景、人物などの描写力や観察力を向上させ、対象の本質を捉えた作品制作に取り組みます。ファインアートとしての自己表現の確立を目指しています。黄 禧晶准教授 <専門>絵画ふぁん ひじょん誰もが持つ揺れ動く心の明暗を、水のイメージに託し、濃淡のブルーで描いています。自己に内在する生命力や女性性を表現しています「波紋」縦置きでサイドテーブル、横置きでソファテーブルなど、用途に合わせて高さや置き方をアレンジできるテーブル「2WAYテーブル」自分らしさを目指して!社会におけるデザインを体感!井上 博樹准教授 <専門>グラフィックデザイン・映像卒業生らと共同制作したスマートフォンアプリ。画面中央の猫のおなかをくすぐることで、さまざまなバージョンで猫が喜びます。「癒される」と好評です「こちょねこ」九州産業大学造形短期大学部 教員紹介1学科3領域10系列のバラエティーに富んだカリキュラムが揃っている九州産業大学造形短期大学部は、教授陣も個性豊か!そんな魅力あふれる教員たちを、2回にわたって紹介します。 基本教育を重視しながら、企業の実際の仕事を体験することで、デザインの社会的な意義や役割を体感できるよう努めています。ワクワクするような 楽しさ や 面白さを盛り込んだ作品制作を通して、デザインとアートの違い、デザインによる問題解決力などを学んでください。ゆう1717+K 2017 Autumn+K 2017 Autumn

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