PlusK_vol.35
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教育・研究経済学部 経済学科ニビシ醤油の鍋スープを企画・商品化 経済学部経済学科の「実践企画演習」を受講した学生たちが企画提案した鍋スープが、ニビシ醤油株式会社から発売されています。 平成27年11月に同社から「夏の鍋料理」というテーマで新商品開発を依頼された学生たち。フィールドワークやインタビューを重ね、平成28年6月に27の企画を提案。その中から、30〜50代の女性をターゲットとした「梅味の鍋スープ」が採用されました。 同社開発部開発課長の土井貴氏は「今までにない梅味の鍋スープという提案に新規性や特有性を感じ、商品化しました」と語りました。商品を手にするニビシ醤油担当者と学生たち学生の意見が反映された、「梅」のピンクを基調とした鮮やかなパッケージ教育・研究生命科学部 生命科学科生命科学部の「食品加工プラント」が完成 生命科学部生命科学科食品科学コースの学生が利用する「食品加工プラント」が完成し、9月27日(水)、報道関係者にお披露目しました。 10月に稼働したこの「食品加工プラント」は、企業で使用されている食品加工機器を揃えており、小麦製品、乳製品のほか、かまぼこやレトルト食品などの量産試作レベルの食品製造が可能な、九州の大学では唯一の施設です。学生は、この実際の食品工場に即した製造加工を実習することにより、製品化に欠かせない品質管理・コスト計算などの実践的な学修を実現します。 また、今年度中に稼働する「食品開発ラボ」には、飲食する際のヒトの心理変化を脳科学的に測定する脳波計測システムや、最先端の香味計測が可能な装置を九州で初めて導入します。 これらの施設は、同学部同コースの3年次の授業「食品製造実習」で利用するほか、同日に協定を締結した福岡県工業技術センター生物食品研究所との連携に伴う地域の企業との共同開発、学生サークルでの商品開発などさまざまな分野で活用し、将来的には九産大ブランドの食品の商品化を目指します。「食品加工プラント」のレトルト殺菌窯記者説明会の様子理工学部 電気工学科西嵜 照和准教授 理工学部電気工学科の西嵜照和准教授が、京都大学の研究グループ、東京大学、韓国科学技術院、ドイツ・マックスプランク研究所の研究者らと共同研究を行い、銅酸化物高温超伝導体が超伝導状態になる過程において、空間的に非対称な新しい電子状態が存在することを発見しました。これは、高温超伝導体における四半世紀の謎を解明する手掛りになると期待されています。 電気工学科では、代表的な銅酸化物高温超伝導体Y  Oyの高品質単結晶の作製と評価を担当し、電子相図の研究に必要不可欠なホールキャリア濃度の精密制御に成功するなど、研究に貢献しました。 この論文は、7月25日(日本時間)、英国の学術誌「Nature Physics」に掲載されました。高温超伝導メカニズムの一端を解明教育・研究Ba2Cu309+K 2017 Autumn

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