PlusK_vol.33
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「プロジェクト型教育」とは、学部学科の枠を超え、企業や行政、地域と連携し、課題を解決していくプログラムです。 「地方自治体のコミュニティバス運行におけるICTの役割と新たな取り組み」をテーマにしたシンポジウムが、2月18日(土)、福岡県吉塚合同庁舎で開催されました。 この中で稲永准教授は、学生と開発したコミュニティバス運行管理支援システムの自治体における活用事例を発表しました。続くパネルディスカッションでは、地域社会の公共交通機関に対する住民ニーズの把握や情報発信方法などの課題について議論されました。平成27年ふくつミニバス利用状況調査メンバー平成28年新宮町コミュニティバス「マリンクス」の利用状況調査を実施乗車総数のデータ集計が可能になったタブレットアプリ乗降口に設置したタブレットの利用方法を乗客に丁寧に説明します福津市のコミュニティバス「ふくつミニバス」事例を発表する稲永准教授福岡県内自治体コミュニティバスにおける利用状況調査 情報科学科4年の菊池貴文さん(八幡高校)と薮下隆司さん(九産大付属九州産業高校)は、稲永研究室で、コミュニティバスの調査に携わっています。 3年生の時には、バスに乗車し、位置情報の確認などの実地調査も行いました。 「運転手さんや乗客の方から話しかけられ、コミュニティバスの必要性を実感でき、もっと利用しやすいものにしたい、という強い思いが湧いてきました」と菊池さん。 今後は、調査のためのタブレット用アプリの改良や、GPS機能を活用してバスの位置情報を取得し、バスの現在位置を表示させるロケーションシステムの開発、これまで手作業で行ってきたデータ集計の自動化など、テーマを分担し、研究・開発を進めます。 薮下さんは「地域の方とコミュニケーションを深めながら開発を進めたい」、菊池さんは「研究を通じて町の発展に貢献できたら」と、今後の研究に対する抱負を語りました。 理工学部情報科学科の稲永健太郎研究室では、平成25年度から、コミュニティバスの利用者数や利用動向を把握するためのタブレット端末のアプリケーション開発に取り組んでいます。開発は毎年4年生に受け継がれ、当初運転手がバス停でカウンターを使って記録していた乗車総数の集計がタブレット画面で可能になるなど、年々進化を続けています。収集・分析したデータは、ダイヤ改正に活用されるなど、地域住民の利便性の向上に貢献しました。 芦屋町から始まったこの調査は、福津市、新宮町と広がり、今年はさらに多くの市町村と連携する予定です。薮下 隆司さん菊池 貴文さん14+K 2017 Spring「技術的にも非常に難しく、想定した環境もシステム構築し直したので、とてもうれを語るメンバー性・耐障害性の高いシステム基盤を作り上げ、難易度が高いテーマへ取り組んだ点が評価されました。「諦めずに努力し続ければ、夢は必ず叶います」と語る寺嶋さん標は、2年以上の実務経験と、所定単位の実務補習が必要な修了考査。「ワークライフバランスを重視して、仕事に励みたいです」と話しました。サッカー部の新監督に森下仁之氏 工学部展望台を建設中 天神イムズで「九産大プロデュース展2017」開催中! 就職活動スタート!「第1回学内合同企業説明会」を開催 新監督に森下仁之之氏 就職活動スタートト!「第1回学内合同観光列車「おれんじ食堂」で実践研修を行いました 工学部2017」開催中!就活解禁目前!一日集中対策セミナーを開催 工学部学生の卒業設計がW受賞! 天神イムズで「九産大プロデス展今年も「HAKATA DOLLS(博多人形)」の新作が登場! 企業説明会」を開開催 工学部学生の長谷川法世先生、お疲れさまでした卒業設計がW受賞賞! 今年も今年度も69人が教職課程を修了しました

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