(2003.5.23)

モンティーホール・ジレンマ

 モンティーホール・ジレンマという確率の問題を紹介します。挑戦してみてください。
 あなたが、3つのドアの1つを選んで賞品を獲得するゲーム番組に出ているとします。ドアの1つには賞品の車があります。残りの2つのドアはハズレでヤギがいます。あなたがドアの1つ、たとえば1番ドアを選びます。司会者は、それらのドアに何があるかを知っており、ヤギのドアを1つ、例えば3番ドアを開けてみせます。そこで司会者があなたに、「2番ドアに変更してもいいですよ」といいました。2番ドアに変えたほうがいいのでしょうか。
 この問題をはじめて聞いたのは,つい最近ですがスポーツジムで出会った商学部の先生からです。そのときは、賞品があたる確率はどのドアも1/3なんだから、どっちにしても同じなんじゃない?と答えたのですが、その翌日、新指導要領で高等学校の数学がどう変わるかをネットで調べている時、まったく偶然にこの問題が目に留まったのでした。なんと、モンティーホール・ジレンマという立派な名前までもらっていたのです。モンティーホールというのは、そのゲーム番組の名前だそうです。できるだけ正確に問題が書かれているサイトを探してみましたが,その中で次のサイトが信用できそうなので、そこから設問部分を取り上げ日本語にしたのが上の囲み部分です。

http://www.cut-the-knot.com/hall.shtml


改めて考えてみた結論はこうです


いや,その前に自分で考えてみてくださいね。

 この問題でおもしろいのは、アメリカでえらい数学者たちまでがこの問題に巻き込まれ,ないしは口を挟んで見事に失敗したため、いろいろと話題になったことです。また日本には間違った解説つきで紹介されたということで,ますます関心が集まったようです。

 モンティーホール・ジレンマについてのウェブはたくさんあります。「モンティーホール」というキーワードでgoogleで検索すると、日本では105件がでてきました。同じく英字で「Monty Hall」とすると、件数は141,000件にも跳ね上がりました。この数には、もちろん番組そのものに関係したものが含まれており、全部がモンティーホール問題に関するものではありませんが、それにしても本場の人気はすごいですね。ところで、この問題を初めて突きつけられたのはマリリンというアメリカ女性でしたが、この人はいとも簡単に正解を発表してみせたということです。このあたりの詳しい経緯もウェブで見つけることができるでしょう。

 ウェブには、来訪者がコンピュータ・シミュレーションをして確かめことができようなのもあります。問題自体はシミュレーションをしなくもすぐ解答がえられるのですが,プログラムの練習問題としてはおもしろいものです。


トップページへもどる