鉄道発祥の国イギリス 
      
イギリスの鉄道の歴史を知る上で、国立鉄道博物館
(National Railway Museum:以下NRM)には
是非とも訪れたい。
市内地図を見ると西側城壁の外側に
鉄道駅が位置しているのがわかる。
歴史の古い街では、後からやってきた
鉄道は市街に入れずに、駅は市街地
の外れに作られる場合が多い。
NRMは鉄道駅の少し北方に立地する
市内とNRMを結ぶ汽車型のミニバス。
左手がStation Hall、右手がGreat Hall。
Station Hallは駅のホームを再現している。
一面がレストランになっているホームもある。
王宮豪華列車「プルマンカー」の並ぶ
ホームには赤絨毯がひいてある。

内外装とも非常に豪華なプルマンカー
Great Hall入って正面には、時速200kmの
蒸気機関車最高記録を持っている
マラード号が堂々と鎮座している。
その奥は新幹線がある。

20両以上の機関車が並んでいる光景には
誰でも圧倒されてしまう。
ターンテーブルの周りに並ぶ機関車群(1)
ターンテーブルの周りに並ぶ機関車群(2)

ここでは全て動態保存されているため、
いつでも動かすことができるらしい。
内部の様子が分かるようになっている機関車
新幹線0系

いまや当博物館の目玉になっているとのこと。

新幹線の歴史や記録が一緒に展示されている。
遅れるのが当たり前のイギリスの鉄道しか知らない
見学者は、新幹線の開業からこれまでの平均の
遅れが24秒であるという事実を知って驚愕する
ということらしいです。
日本の名だたる企業の寄付により
ここでの展示が実現したとのこと。

ショーウインドーの中は0系から700系やリニアまで
Nゲージの模型で新幹線の進化を説明してある。
(何だかヘビが並んでいるような感じですが・・)
再びヨーク鉄道駅
イギリスの鉄道電光掲示板

遅れにより、いつの間にか掲示板から
消えてしまう列車もあるとか。
日本同様イギリスの国鉄も分割民営化を行った。
しかしながら運行と基盤の上下分離方式を採用し、
合理化により大事故が続発するに及んで、政府は
2001年に国内の鉄道の速度制限や保守点検を
実施して時刻表は無効になってしまった。現在は
かなり回復したが、遅れは日常茶飯事であるので、
時間に几帳面な日本人にイギリスの鉄道旅行は
少々辛い。

(写真はロンドンとスコットランドを結ぶGNER:
Great North Eastern Railwaysの高速列車)


レコード屋やコーラや航空会社もやっている
Virgin Trainsの高速列車

ヨーク駅はホームが湾曲している珍しい駅
National Railway Museum
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